敏感肌のクレンジング料選びは難しい?
お肌を健やかに保つためには、自分の肌質や肌状態に合った適切なスキンケア化粧品を選んで正しく使うことが大切です。
特に、刺激に弱く、すぐにお肌が赤くなったり、ピリピリしてしまう敏感肌の場合は、使用するスキンケア化粧品やメイクアイテム選びには悩んでしまうのではないでしょうか。
中でも、敏感肌の方に気をつけていただきたいのが、メイクを落とす際のクレンジング料。
というのも、メイク落としはメイクをするよりもお肌に負担がかかってしまい、敏感肌でなくても刺激を感じてお肌が敏感に傾くことがあるからです。
では、敏感肌の方はどんなクレンジング料を選べばよいのか。
この記事では、ナールスエイジングケアアカデミーの「敏感肌に使いたい!おすすめのクレンジング11種と選び方」の記事を参考に、ランキングや口コミ、人気だけに頼らない敏感肌の方のためのクレンジング料の選び方やおすすめのクレンジング料をご紹介します。
敏感肌の症状とは?
敏感肌とは、お肌のバリア機能が低下している状態のことをいいます。
ちょっとした刺激で赤みが出て肌荒れになったり、ピリピリとした痛みが生じてしまうため、普通肌や脂性肌の人と比較して洗顔料やクレンジング料のほか、あらゆるスキンケアアイテムにも気をつける必要があるのです。
お肌のくすみやキメの乱れが目立ちやすく、透明感が損なわれやすいことも敏感肌の特徴です。
また、敏感肌の多くは、乾燥肌がひどくなった乾燥性敏感肌です。
敏感肌の主な症状としては次のようなものがあげられます。
肌荒れしやすい(特に生理前など)
大人ニキビになりやすい
洗顔料で顔を洗うと赤くなる
普通の化粧品を使っただけで、炎症が生じお肌がピリピリする
タオルや衣類などでも、刺激を感じる場合がある
季節の変わり目は、お肌の調子が悪く、普段使っている化粧品でも使えなくなる時がある
お肌がカサついたり、ゴワついたりすることが多い
さらに、症状が酷くなると、乾燥によるかゆみなどの症状も現れます。
敏感肌の原因にはどんなものがあるのか?
敏感肌の原因には、乾燥以外に次のようなものが考えられます。
加齢によるセラミドなどの保湿成分や水分の減少
肌老化で皮膚が薄くなる
不適切な洗顔やクレンジング
紫外線ダメージ
遺伝・体質(アレルギーなど)・ストレスなど
不規則な日常生活
花粉症による肌荒れ
アトピー性皮膚炎などお肌の病気
敏感肌を改善するためには、このような原因を理解し、適切なスキンケアでお肌のバリア機能を正常に戻すことが大切です。
このほか、季節の変わり目にだけお肌が敏感になる「ゆらぎ肌」というものもあります。
そもそもクレンジングとは?
クレンジングは別名「メイク落し」と呼ばれるように、メイクを落とすことが主な役割です。
洗顔料は、顔についたほこりや皮脂汚れを落とすものであり、クレンジングはメイクなどの油汚れを落とすという違いがあります。
適切なクレンジングでメイクを落とすことは、肌を清潔にして、皮膚常在菌や顔ダニのバランスが取れた健やかな肌を育てることにつながります。
しかし、クレンジングの際のこすり過ぎや、洗浄力が強すぎるクレンジング料を使うなどの間違ったケアをしていると、逆に肌の負担になってしまいます。
また、クレンジング料でメイクを落とすのには、界面活性剤またはオイルに頼りますが、次の3つがお肌の負担になってしまいます。
脱脂
摩擦
静電気
そのため、敏感肌のクレンジング料は、この3つができるだけ小さいものを選ぶ必要があります。
クレンジング料選びは成分を知ることから!
最近では、敏感肌向けのクレンジング料をはじめ、自分の肌質に合ったものを選ぶためには、オイルや界面活性剤の知識がより大切になってきています。
①クレンジング料に使われる非イオン界面活性剤
クレンジング料によく使われる界面活性剤は、ラウリン酸ポリグリセリル-10やトリイソステアリン酸PEG-20グリセリルなどの非イオン界面活性剤です。
これは、クレンジングリキッドやクレンジングジェルによく配合されます。
非イオン界面活性剤は、肌への刺激が少ないこととイオン化しないので静電気を帯びることもないことがメリットです。
一方、洗浄力が低いというデメリットがあります。
そのため、洗いすぎたりクレンジングの時間が長くなって乾燥肌の原因になることもあります。
その点から、非イオン界面活性剤だけを配合したクレンジング料は乾燥肌や敏感肌では使い方が難しいといえます。
②クレンジング料に使われるアミノ酸系界面活性剤
アミノ酸系界面活性剤は、界面活性剤の親水基と親油基の間にアミノ酸が挟まれたような形(構造)をしたものです。
アミノ酸系界面活性剤は、ラウロイルグルタミン酸Naなどが代表的なもので、洗浄力はほどほどですが、脱脂力が低い、泡立ちがよい、刺激が少ない、潤いを保つ、環境に優しいことがメリットです。
一方、価格が高い、洗浄力不足の場合がある、濃度が高いとべたつくことがあることがデメリットです。
アミノ酸系界面活性剤は、乾燥肌や敏感肌にオススメの界面活性剤です。
さらに、敏感肌や乾燥肌のクレンジング料の選び方では、界面活性剤以外にも刺激のある成分を避けることが大切です。
アルコール(エタノール)やPG・DPGなどの刺激のある成分、合成香料や合成着色料は避けましょう。
タイプ別のクレンジング料の選び方
クレンジング料と一口にいっても、オイルと界面活性剤の配合量の違いや追加する成分によってさまざまな種類があります。
<ジェルタイプ>
ジェルタイプはなめらかなので、摩擦によるお肌への負担を軽減してくれます。
ただし、洗浄力はオイルタイプやリキッドタイプと比べると弱いので、油性のポイントメイクなどは落ちにくいデメリットがあります。
敏感肌の方には、アミノ酸系界面活性剤を使っていて、かつ、PGやDPG、アルコールなどが無添加のクレンジングジェルがオススメです。
<クリームタイプ>
クレンジングクリームは、肌への刺激が少ない上に、お肌に密着しやすく、しっとりとした洗い上がりを実現してくれることがメリットです。
また、オイルタイプと比べると洗浄力は弱いことがデメリットですが、敏感肌でも使いやすいタイプです。
<ミルクタイプ>
クレンジングミルクは、洗い上がりのお肌をしっとりと仕上げてくれるのがメリットです。
しかし、洗浄力が最も弱く濃いアイメイクなどは落ちにくいことや、メイクを油分となじませる乳化に時間がかかることがデメリットです。
洗い流すタイプやふき取るタイプがありますが、肌への摩擦が少ないのは洗い流すタイプです。
敏感肌の方には、洗い流すタイプのクレンジングミルクがオススメです。
敏感肌におすすめのクレンジング料は?
敏感肌の方におすすめしたいのは、お肌に優しいアミノ酸系クレンジングジェル「ナールス エークレンズ」です。
ナールス エークレンズは、皮膚科医監修。
アーチチョーク葉エキスを配合することにより、毛穴のたるみ、開き、詰まり、いちご鼻、ザラつきなどの悩みにアプローチし、毛穴の目立ちにくいお肌に導きます。
<ナールス エークレンズのポイント>
◎水性のオイルフリーのクレンジングジェル
◎アミノ酸系界面活性剤であるラウロイルグルタミン酸Naが主な洗浄成分なので、お肌に負担の少ないクレンジングが可能
◎粘りのあるジェルがお肌に密着し、汚れをしっかり落としながらも優しく洗い上げる
◎クレイ(海泥)が毛穴の汚れを吸着し、優しく落としながら、毛穴が目立ちにくいお肌をサポート
◎ナノサイズまで小さくした金がお肌の老化の原因となる活性酸素を除去
◎10の無添加(無香料、無着色、無鉱物油、オイルフリー、アルコールフリー、パラベンフリー、フェノキシエタノールフリー、石油系界面活性剤フリー、PG・DPGフリー、旧表示指定成分フリー)を実現
◎マツエクもOK
◎W洗顔は原則不要
まとめ
敏感肌の方にとって大切なスキンケアアイテム クレンジング料について、選び方のポイントやおすすめの成分をご紹介しました。また、おすすめのクレンジング料もご紹介しました。
この記事「敏感肌が使うクレンジングならこれ!」を参考に、敏感肌に負担の少ないクレンジング料を選び、毎日のスキンケアに取り入れていただければ幸いです。