光老化という言葉を知っていますか?光老化とは、慢性的に紫外線を当たることにより皮膚が老化していくことを言います。
私はこの言葉を1年ほど前に初めて知りました。そして、「光老化とは一体…?」を調べていくうちに、それがとても恐ろしい現象であることを理解しました。特に、エイジングケアをしたい人にとっては、一番対策しなければならないことかもしれません。
そこで今回のテーマは「光老化を予防しよう!」という内容でご紹介していきたいと思います。
光老化を詳しく知ろう
光老化が、慢性的に紫外線を当たることによる皮膚の老化のことだというのは、冒頭でもご紹介しました。
光老化が進むと、シミが増えることはもちろん、シミが隆起してイボになることで脂漏性角化症になったり、基底細胞上皮癌や有棘細胞がんなど、メラノーマ(ほくろの癌)を除く皮膚がんの原因にもなります。
そして、光老化はその他さまざまな肌トラブルにも繋がっていきます。肌トラブルの約80%は光老化(紫外線ダメージ)の影響だと言われているんですよ。
高齢の漁師やプロゴルファーの方の皮膚が黒かったり、顔の皮膚(角質)が分厚そうなのは、実は単なる日焼けではなく、光老化の影響なのです。
光老化の影響は、紫外線ダメージの強さと、紫外線を浴びた時間の長さに比例します。だから、若いうちから、もっと言うと子供のころからの紫外線対策が必要になります。
光老化と肌老化の違い
紫外線ダメージが様々な肌トラブルを発生させる、そして年齢を重ねるごとに進行していく、というのであれば、エイジングと共にできてしまう肌老化と何が違うの?と疑問に思いませんか?
実は、エイジングに伴う肌老化だと思っているものは、光老化のせいであることが多いのです。
例えば、自然な肌老化の場合
・角質は薄くなる
・皮膚の色は薄くなる
というのが一般的ですが、光老化の場合
・角質は厚くなる(ゴワゴワする)
・皮膚の色は濃くなる
となります。
他にも、
シワの場合、肌老化は乾燥による細かく小さいシワができますが、光老化は真皮のダメージによる深いシワができます。
シミの場合、肌老化はほとんどないもしくは女性ホルモンの影響で肝斑ができますが、光老化は大小さまざまで色が不均一なシミができます。
このように、深刻な肌トラブルがある場合、ほとんどの理由は光老化なのです。
光老化を予防するには?
肌トラブルの少ない、健やかなお肌を保つ、もしくは今以上に進行させないようにするためには光老化を予防することが大事です。
光老化の予防策
・日焼け止めを塗る
・帽子を被る、アームカバーなど物理的遮蔽を作る
・日傘を使う
・サングラスを使う
・日差しが強い時間帯の外出を避ける
代表的な予防策が、日焼け止めですよね。
お肌に日焼け止めを塗るときは、顔や腕、足はもちろん、耳やデコルテ、手の甲足の甲も塗るようにしましょう。特に外出をしていて日に晒される部分には、3時間ごとに塗りなおしをするのがベストです。
また、日焼け止めの前には、しっかりお肌の保湿をするようにしましょう。日焼け止めに保湿成分が入っているものを使うこともお勧めです。
紫外線は目からも入ってくると言われています。また、髪の毛も紫外線ダメージを受けることで変色したり弱ったりします。日焼け止めだけでなく、髪や目も保護ができるように対策を行いましょう。
まとめ
いかがでしょうか?紫外線の強さは5月頃よりどんどん強くなっていきます。夏本番前に対策アイテムを用意して、光老化に負けない健やかなお肌を目指しましょう。