身体の内側からキレイにしながら痩せられるとして、いまファスティングダイエットが人気を集めています。
ファスティングとは、そもそも断食を意味します。決めた日数のあいだ食事を摂らないことで内臓を休めて休憩させ、内臓機能を上げて身体をリセットするのがファスティングダイエットです。
多くの芸能人やモデルが実践していて短期間で効果が出ているので注目を集めています。ただ、ファスティングダイエットにはやり方や注意点がありますので、失敗しないファスティングのやり方を紹介します。
失敗しないファスティングのやり方【準備食期間~断食期間~回復食期間】
ファスティングは、短期間でやせたい人にとって効果の高いダイエット法です。「ファスティング=断食」ですが、一切なにも口にしないということではありません。
ファスティングは正しい方法でおこなわないとダイエットできないばかりでなく、リバウンドやさらに体重が増えてしまうリスクもあります。
ファスティングダイエットには3つの期間があります。
- 準備食期間
- 断食期間
- 回復食期間
準備食期間は断食に向けて普段の食事を減らし、カロリーの低いものにしていく期間です。
断食期間はファスティング本番の期間で、2~3日くらいおこないます。
回復食期間は、断食を終えて徐々にいつもの食事に戻していく期間です。
通常、準備食と回復食は、断食期間と同じ日数を設定します。断食が3日間なら、その前の準備食3日間、回復食も3日間の合計9日間でおこないます。
ファスティングダイエット【準備食期間の過ごし方】
ファスティングは短期間で効果の高いダイエット法ですが、間違った方法でおこなうと失敗しやすくなり、リバウンドしてしまうこともあります。
ファスティングダイエットで失敗しないためには、まず準備食期間の過ごし方が大切になってきます。
準備食期間は、先ほど説明したように断食期間と同じ日数をとるようにします。準備食期間の食事内容は、徐々に身体を断食になれさせるよう胃腸にやさしいものを摂るように心がけましょう。
例えば、ファスティングを3日行うとして、ファスティング期間中に酵素ドリンクを予定している場合には、
準備期間1日目
朝食 | 酵素ドリンク |
昼食 | 普段と同じ食事 |
夕食 | 普段よりも少なめの食事 |
準備期間2日目
朝食 | 酵素ドリンク |
昼食 | 普段よりも少なめの食事 |
夕食 | 野菜スープやおかゆ |
準備期間3日目
朝食 | 酵素ドリンク |
昼食 | 酵素ドリンク |
夕食 | おかゆやみそ汁 |
このような内容がおすすめです。
また、なるべく激しい運動は避けて、ストレスをためずに規則正しい生活をすることも大切です。
準備食期間はファスティングを効率的におこなえるよう、身体を断食モードにしていく期間です。この過ごし方次第でファスティングダイエットが成功できるかどうか左右されますので、ぜひしっかり取り組んでくださいね。
ファスティングダイエット【断食期間の過ごし方】
さぁ、準備食期間をしっかりと過ごせたら本番の断食期間となります。ファスティングダイエット3つの期間のうちで、もっとも大切となりますので、失敗しないよう断食期間の過ごし方を紹介しますね。
ファスティングをはじめておこなう初心者の場合、無理をすると身体を壊したり失敗の原因となるので、まずは1~2日間くらいから始めると良いです。
断食期間中は固形物はなるべく食べずに、水と酵素ドリンクやスムージーなどを飲みます。激しく動くのは避けて、本を読んだり映画を観たり、リラックスしながら過ごすのがおすすめです。
断食期間中は空腹との戦いになります。仕事をしている方は、できれば週末の休みに合わせて断食をおこなうのが良いです。自分の趣味や好きなことをしながら、空腹感を紛らわすようにしましょう。
また、断食期間中の水分補給はしっかり摂るようにします。水で太ることはありませんので、1日1.5~2.0リットルが目安です。
ただし、市販されているジュースや清涼飲料水には糖分が多く含まれているので、おすすめできません。紅茶などのカフェインが含まれているものも、利尿作用があるため避けたほうが良いです。
どうしてもお腹が空てしまってガマンができなくなったら、炭酸水を飲んでみたり、無糖ヨーグルトを食べるなどしてみてください。
基本、固形物は食べないようにするのがファスティングダイエットなので、いかに食べ物のことから頭を切り離すかが重要になります。
ファスティダイエット【回復食期間の過ごし方】
断食期間が終わってすぐに元の食事に戻してしまうと、かなり高い確率でリバウンドしてしまいます。きつい空腹感を耐えて、ほっと一息つきたい気持ちはありますが、この回復食期間をしっかり過ごすことでファスティングダイエットを成功へと導きます。
回復食期間中は固形物を食べても大丈夫なのですが、なるべく消化の良いものを選ぶようにしましょう。脂っこいものや濃い味付けのもの、また食品添加物の多いものも避けるようにします。
回復食期間におすすめの食べもの
回復期間中におすすめの食べ物は、「まごはやさしい」です。
- まめ(豆類)
- ごま(ナッツ類)
- わかめ(海藻類)
- やさい(野菜)
- さかな(魚類)
- しいたけ(きのこ類)
- いも(芋類)
これらを参考に、回復食期間は徐々に普段の食事に戻していきます。くれぐれも、暴飲暴食はさけて健康的な食事を心がけるようにしましょう。