今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の
「ヨーグルトは夜に食べるのが効果的!おすすめの食べ方と乳酸菌の効果」を参考に、ヨーグルトの乳酸菌の効果と、効果的な食べ方をご紹介します。
乳酸菌の種類と効果
ヨーグルトに含まれる乳酸菌には整腸作用がありますが、乳酸菌には200種以上の種類があって、少しずつ効果が異なります。
ここでは、ヨーグルトや他の食べ物に含まれる代表的な7つの乳酸菌とその効果をご紹介します。
①シロタ株
免疫維持作用や膀胱がん再発防止作用などがあり、胃酸や胆汁酸、アルカリに強いため生きたまま腸に届きます。
②LB21乳酸菌
便秘改善と機能性ディスペプシアに対する効果が認められており、肌荒れや乾燥肌改善の効果が期待できます。胃酸に強く、ピロリ菌抑制効果があるとともに、増殖性も高いです。
③ガセリ菌SP株
内臓脂肪減少効果でダイエットに適しています。免疫力の強化にも作用し、インフルエンザや風邪などの予防も期待できます。また、日本人由来の菌なので、日本人のおなかになじみやすいです。
④ビフィズス菌BB536
便秘や下痢に効果があり、免疫力強化や花粉症の予防が期待できます。
さらに、マウスを使った試験で、O157の感染を防ぐ作用があることが確認されています。
⑤クレモリス菌FC株
便秘改善、大腸炎の症状の改善に効果が期待でき、善玉コレステロールを増加させ、中性脂肪を低下させます。さらに、アトピー性皮膚炎の症状を緩和するはたらきもあります。
⑥ラブレ菌
免疫力アップやコレステロール低下作用があり、胃酸でほとんど死滅しないので、生きたまま腸に届きます。
⑦L-92乳酸菌
免疫細胞のバランスを整え、アレルゲンの侵入を防ぐことで、アトピー性皮膚炎や花粉症への効果が期待されています。
ヨーグルトの効果
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、悪玉菌を抑制するビフィズス菌などの善玉菌を腸内で増やします。そして、腸内での善玉菌と悪玉菌のバランスが善玉菌に優勢になり、腸内環境が良い状態に整い、便秘や下痢、肌荒れが改善します。
また、血流促進で冷え性やむくみの予防にもつながり、免役が高まって感染症を防ぎ、体内外の老化や生活習慣病を予防する効果も期待されます。
さらに、乳酸菌が花粉症の予防や症状の軽減に有効なので、花粉症による肌荒れにも効果的です。
ほかにも、ヨーグルトには、健康な肌を作るためのたんぱく質、お肌のターンオーバーや爪、毛髪の発育に欠かせないビタミンB2も豊富に含まれています。
ヨーグルトの効果的な食べ方
1日の人のからだのリズムは、朝は排泄、昼は食べたものを消化・栄養補給、夜間は吸収です。「腸のゴールデンタイム」である、活動がもっとも活発になるのは夜中の0時過ぎ頃で、この時間帯に腸からの栄養素の吸収も良くなります。
そこで、夜にヨーグルトを食べることで、夜間に善玉菌がはたらいて腸内が活性化し、美肌に良い栄養素の吸収がよりよくなるほか、翌朝のお通じがよくなる、老廃物の排泄や有害物質を減らすなどの太りにくい体質作りにも役立ちます。
また、カルシウムによる安眠効果や、乳酸菌による虫歯予防といったメリットもあります。
食べるタイミングは、基本的に夕食後、腸のはたらきや良い睡眠をとるために、就寝の3時間前には食べておくのが理想的です。バランスの良い食事にプラスして、適切な量を食べるようにしましょう。
まとめ
ヨーグルトの乳酸菌の効果と、効果的な食べ方をご紹介しました。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌や栄養素には、整腸作用や免疫力アップなどさまざまなメリットがあります。この記事を参考に、ヨーグルトを効果的に食べて、健康や美肌を保つために役立ててください。