今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の
「肌のくすみの改善に酵素洗顔の効果は?エイジングケアのコツ」を参考に、肌のくすみを改善するための酵素洗顔についてご紹介します。
くすみの原因
くすみの原因には、肌の乾燥、血行不良、メラニン色素、ターンオーバーの乱れ、毛穴の汚れ、糖化、肌老化、喫煙によるスモーカーフェイスなどがあります。
こうした肌のくすみの改善は、酵素洗顔だけではなくクレンジング、洗顔、エイジングケア化粧水などのスキンケアアイテムを使うことや、日焼け止めなどによる紫外線対策、血行の促進による冷え対策、美肌になる食べ物による改善の対策などがありますが、基本はしっかりと保湿された肌を目指すことです。
多くの場合、くすみには肌の乾燥が絡んでいるので、乾燥肌の対策を意識することが大切です。また、くすみは季節によって対策が少し異なることがあります。
酵素洗顔を使っていい場合と悪い場合
酵素洗顔とは、たんぱく質や皮脂などを分解する力がある「酵素」を配合した洗顔料を使って洗顔することです。肌がくすんでいても、肌状態や原因はさまざまなので、酵素洗顔を使っていい場合と悪い場合があります。
酵素洗顔が効果的なくすみは、次のような肌状態です。
・肌がゴワゴワ感や角質肥厚がある
・ターンオーバーが遅いと感じる
・ファンデーションや化粧のりが悪い
・肌がグレーっぽい印象である
・加齢で肌が厚くなったり、固くなったりしてきた
・紫外線対策が不十分だけど、あまり肌の乾燥は気にならない
・若いころから脂性肌で、肌は強い方である
これらは、不要な角質が肌に留まっていたり、紫外線の影響でメラニンが肌に留まっていたりすることで、くすみが起こっている可能性があります。
一方、酵素洗顔を避けるべきくすみは、次のような肌状態です。
・ちょっとした刺激でしみる、赤みがでる
・肌表面はテカテカなのに、内側はカラカラである
・毛穴パックやスクラブ入り洗顔料で角栓を取っている
・毎日、角栓を除去している
・脂性肌ではなかったのに、最近、皮脂が増えている
・紫外線対策が不十分で、乾燥肌が気になる、あるいは赤みや痒みがある
・思春期でも肌がオイリーになった経験はなくニキビも経験がない
これらは、生まれついての乾燥肌、誤ったスキンケアやエイジングケアなどが原因で、ターンオーバーが促進しすぎたり、バリア機能が低下したりする、また、紫外線ダメージで肌が自分を守ろうとターンオーバーを早め、未成熟な角質が表皮にあるといったことで、肌がくすんでいる可能性が高いです。
酵素洗顔は、肌に留まった不要な古い角質を取りのぞく、毛穴の詰まり黒ずみやいちご鼻の黒ずみを除去する、角栓を除去する、ターンオーバーを促進させる、といったはたらきによりくすみを改善します。
しかし、誤ったスキンケアの結果、ターンオーバーが促進してできた角質や角栓である場合や、未成熟な角質がある場合には、それを取ると悪循環になってしまうので、同じくすみでもその原因によって、酵素洗顔がよい場合と悪い場合に分かれるのです。
くすみ改善のための酵素洗顔料の選び方と使い方
くすみ対策の酵素洗顔料の選び方のポイントは、適度な洗浄力と肌の負担にならないことです。
酵素洗顔は、ぬるま湯で適度に泡立てて洗い、泡が残らない程度にすすぎ、清潔なタオルで優しく拭き取りましょう。まずは週1回夜のスキンケアからはじめて、問題がなければ週3~4回程度までは増やしても大丈夫ですが、毎日使うことはバリア機能を低下させるリスクが高くなるのでやりすぎです。
そして、酵素洗顔の後はいつも以上に保湿やエイジングケアを意識しましょう。くすみ対策には、ヒト型セラミド配合のセラミド美容液やセラミドクリームがおすすめです。
まとめ
肌のくすみを改善するための酵素洗顔についてご紹介しました。ひと口にくすみといっても、原因や肌状態はさまざまです。
この記事を参考に、自分のくすみの原因や症状を理解して、酵素洗顔をくすみ対策に上手に取り入れましょう。