今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の
「ヨーグルトは夜に食べるのが効果的!おすすめの食べ方と乳酸菌の効果」を参考に、夜のヨーグルトが良い理由やおすすめの食べ方、乳酸菌別の効果をご紹介します。
ヨーグルトの効果
ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、腸内でビフィズス菌などの善玉菌を増やすので、腸内環境が良い状態に整います。
そのため、便秘や下痢が改善し、肌荒れも改善します。さらに、血流促進によって冷え性やむくみを予防する、免役が高まって感染症を防ぐ、体内外の老化や生活習慣病を予防するといった効果も期待されます。
また、乳酸菌が花粉症の予防や症状の軽減に効果的であるとわかってきたので、花粉症による肌荒れにも効果が期待できます。
ヨーグルトには乳酸菌以外にも、たんぱく質やビタミンB2も豊富なので、美肌にも有効です。
さらに、ヨーグルトを食べ、腸内環境を整えることで免疫細胞が正常にはたらき、感染症予防が期待できます。
また、腸の健康状態が良くなると、腸の運動量もアップし、基礎代謝量も増え、太りにくく痩せやすい体質になる可能性があるので、ダイエットにも期待できます。
夜のヨーグルトが良い理由
夜のヨーグルトが良い理由のカギになっているのは、「腸のゴールデンタイム」です。
1日のからだのリズムは、朝は排泄、昼は消化・栄養補給、夜間は吸収となっていて、腸の活動がもっとも活発になるのは、夜中の0時過ぎ頃です。
この時間帯に副交感神経の活動がピークになり、腸からの栄養素の吸収も良くなります。
だから、腸内環境を整えてくれるヨーグルトは「夜に食べる」のがベストなのです。
夜間に善玉菌がはたらいて腸内が活性化して、美肌に良い栄養素の吸収がよりよくなり、正しい形の便を作って翌朝のお通じもよくなり、老廃物の排泄や有害物質を減らして、太りにくい体質作りに役立ちます。
また、ヨーグルトに含まれるカルシウムにはリラックス効果があるので、質の高い睡眠が得られて美肌効果も期待できます。
このカルシウムも夜に摂ると効率よく吸収できることが分かっています。
ほかにも、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は殺菌効果もあるので、口の中の殺菌、就寝中の虫歯予防に有効です。つまり、健康なからだや美肌を維持するには、「腸のゴールデンタイム」を効率的に活用することがポイントです。
夜にヨーグルトを食べるタイミングは、夕食後、就寝の3時間前までが理想的です。量の目安は120g前後で、無脂肪や低脂肪を選ぶようにしましょう。また、栄養バランスを崩してしまうので、きちんと食事をとらずにヨーグルトだけで食事の代わりにするのはやめましょう。
乳酸菌別の効果
乳酸菌とは、糖類を分解して乳酸を作る細菌の総称で、ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、共通して整腸作用があります。
しかし、乳酸菌には200種以上の種類があって、少しずつ効果が異なります。
7つの代表的な乳酸菌をご紹介します。
・シロタ株
免疫維持作用や膀胱がん再発防止作用
・LB21乳酸菌
便秘改善や機能性ディスペプシアに対する効果、ピロリ菌抑制効果、肌荒れや乾燥肌の改善効果
・ガセリ菌SP株
内臓脂肪減少効果、免疫力強化でインフルエンザや風邪などの予防
・ビフィズス菌BB536
便秘下痢に効果、免疫力強化、花粉症の予防
・クレモリス菌FC株
便秘改善、大腸炎の症状の改善に効果、善玉コレステロールを増加、中性脂肪を低下、アトピー性皮膚炎の症状を緩和
・ラブレ菌
免疫力アップ、コレステロール低下作用
・L-92乳酸菌
免疫細胞のバランスを整え、アレルゲンの侵入を防ぎ、アトピー性皮膚炎や花粉症に効果
まとめ
夜のヨーグルトが良い理由やおすすめの食べ方、乳酸菌別の効果をご紹介しました。
健康効果や美肌効果のあるヨーグルトは、「腸のゴールデンタイム」を意識して摂ることが大切です。
この記事を参考に、効率よくヨーグルトを食べて、健康、美肌、免疫アップなどに役立ててください。