敏感肌の場合、お化粧品を選ぶのに苦労すると思いますが、とくに難しいのがクレンジングではないでしょうか?
なぜなら、クレンジングはメイクを落とすアイテムのため、お肌への負担が大きくなるからです。
例えば、「敏感肌のクレンジングならこれがおすすめ!」と書かれていても、実際に使ってみたらお肌に合わないということも。
そこで、敏感肌の方が、本当に自分のお肌に合うクレンジングを見つけられるように、商品選びの際のポイントをお伝えします。
敏感肌のクレンジングは成分のチェックから
はじめに分かりやすいところで、避けたい成分をご紹介します。
・アルコール(エタノール)
・PG
・DPG
・合成香料
・合成着色料
これらの成分は、お肌にとって刺激になるリスクがありますので、できるだけ入っていないクレンジグを選びましょう。
次に、洗浄成分について。
クレンジングなので、当然メイクや汚れを落とす成分が入っています。
その落とす成分の洗浄力が強すぎるとお肌にとって負担になります。
比較的お肌に優しい洗浄成分(界面活性剤)の種類は次の二つです。
・非イオン界面活性剤(ラウリン酸ポリグリセリル-10、PEG-60水添ヒマシ油など)
・アミノ酸系界面活性剤(成分名に「グルタミン酸」というワードが入っています)
クレンジングのタイプ別のおすすめ
・オイルタイプ
クレンジングといえば、まずはオイルをイメージするのではないでしょうか?
オイルは濃いメイクもしっかり素早く落とせるので使いやすいですが、洗浄力の強さがお肌に負担になりやすいです。
敏感肌の場合、油脂がメインのクレンジングオイルがおすすめです。
一方、ミネラルオイルのクレンジング料は脱脂力が強く、お肌のうるおい成分を洗い流してしまうリスクがあるので避けましょう。
・クリームタイプ
拭き取りタイプではなく洗い流すタイプなら敏感肌でも使いやすいでしょう。
・ミルクタイプ
お肌に優しいので敏感肌におすすめですが、洗浄力が弱い分、クレンジングに時間がかかったり、摩擦がふえたら本末転倒です。メイクの濃さによって使うかどうか判断しましょう。
・ジェルタイプ
油性ジェルではなく水性ジェルがおすすめ。へたりにくいジェルで水性のものを選びましょう。
・バームタイプ
オイルクレンジグと同じようなものだと考えてOK。洗浄成分に注意して選びましょう。
・リキッドタイプ
お肌への摩擦が強くなりやすいので、できるだけ使用を避けましょう。
・シートタイプ
お肌への摩擦が強くなりやすいので、できるだけ使用を避けましょう。
クレンジングの使い方も重要
成分やタイプで自分に合うクレンジングを選ぶことができたら、そのクレンジングを正しく使うことも重要なポイントになります。
これは、敏感肌ではなくても、すべての肌質で実践していただきたいです。
・皮脂量の多いTゾーンからスタートする
・摩擦を極力少なくする
・クレンジングの開始からすすぎまでを1分以内にする
・すすぎはぬるま湯で(32~33度)
・すすぎ終わったら、柔らかいタオルで水分を吸着させるように水分を取り除く
なお、クレンジングや洗顔後は10分以内に保湿しましょう。
(入浴中にクレンジングする場合は、浴室から出てから10分以内)
まとめ
敏感肌のクレンジング選びは難しいですが、洗浄力やお肌への負担のことを考えると、タイプでは油脂系オイル、水性ジェルがおすすめです。
その中からまずは避けたい成分をチェックし、マイルドな洗浄成分を使っているかなどを確認するのが近道だと思います。こちらの記事を参考に、ぜひ自分にぴったりにクレンジングを見つけてください。