最近では、紫外線対策としてさまざまな日焼け止めが販売されています。そして、SPFやPAの高いものがたくさん並んでいますが、みなさんはSPFとPAの違いをご存じでしょうか?
実はSPFやPAが高いから良いというものではなく、季節などに合わせて使い分ける必要があります。
ただ度数の高いから大丈夫と安心している方は要注意です。実はSPFなどが高くても、使い方や知識に誤解があれば、あなたのお肌も紫外線ダメージを受けているかもしれません。
そこで今回は、正しい紫外線対策をするために、SPFとPAの違いや日焼け止めの種類についてお話していきます。
SPFとPAの違いについて
みなさんは、SPFとPAの違いはご存じですか?
SPF(Sun Protection Factor)は、主にUVBの防止効果を示す指標です。SPF50+が最も紫外線ブロック力が強い日焼け止めです。
PA(Protection Grade of UVA)は、主にUVAの防止効果を示す指標です。PAは、PA+が一番弱く、PA++++が紫外線をブロックするには強い指標です。
実はSPFが強ければ強いほど良いと考えられている方も多いと思うのですが、実は気にしてほしいのが、PAです。
PAがブロックするのはUVAで、この紫外線はお肌の真皮まで届き、じっくりジワジワとお肌に蓄積していきます。そしてこれが、シワやたるみ、ほうれい線の肌老化の原因になります。
このUVAは曇りの日でも、お部屋にいても遮光カーテンなどをしていなければ、窓から入ってきます。したがって、1年中紫外線対策が必要なんです。
SPFは逆にUVBをブロックするのですが、こちらは紫外線の1割ほどしかありません。
しかし、短期的なダメージを与えるエネルギーが大きいので、短時間でも照り返しなどで紫外線をたくさん浴びやすいスキーや海水浴場に行かれる方は必要な紫外線ブロック剤です。
したがって、1年を通して紫外線対策をするのであれば、SPFよりもPAの数値で見ることをオススメします。また、必要衣所に度数が高い日焼け止めを選ぶとお肌に負担にもなるので、気をつけてください。
正しい日焼け止めの選び方
まず、美肌になるために重要なのはこの3つ。
・紫外線対策
・保湿ケア
・洗顔選び
トップ3に入るほど美肌にとって紫外線対策は大切です。
先ほどはSPFとPAの違いについてお話ししましたが、今から正しい日焼け止めの選び方についてご紹介します。
日焼け止めの正しい選び方で紫外線ダメージから、肌を守りましょう!
紫外線の総量は=紫外線の強さ×日照時間
長い時間外出する際は、特に注意が必要です。
また、季節によっては紫外線が少ない時期がありますが、長時間外に出ていれば、夏に短時間だけ外に出ている時と同じくらいの紫外線を浴びてしまいます。
日常生活では、SPF20~30でPA++~+++
海水浴やスキー場など紫外線の照り返しがきつい場合は、SPF50~でPA++++
冬など紫外線が少ない季節はSPF5以上、PA+以上
長時間の場合なら、SPF10以上、PA++以上がおすすめです!
また、日焼け止めにも種類があり、紫外線散乱剤(ノンケミカル)と紫外線吸収剤(ケミカル)があります。
今回はSPFとPAの違いについてのお話なので、詳しくはお話ししませんが、お肌への刺激などを考えると紫外線散乱剤(ノンケミカル)がおすすめです。
こちらを踏まえて、年中使えるマイ日焼け止めを探してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。私もSPFとPAの度数が大きければ大きいほど良いと思っていましたが、実はそうではないと知り、大変驚きました。
ぜひ、みなさんもこの記事を参考にして日焼け止め選びをしてください。
もっと詳しい紫外線ダメージについて知りたい方は紫外線ブロックの指標SPFとPAを知って正しく日焼け止めを選ぼう!をご覧ください。
また、美容のプロが勧めるおすすめの日焼け止めもご紹介されています。少しでもみなさんのお役に立てていれば嬉しいです。