30代から40代のエイジングケア世代の方は、仕事や子育てなどストレスを感じることが多く、化粧水などでスキンケアやエイジングケアをしても肌荒れを起こすことがあります。
今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の
「なぜストレスが多いと肌荒れに?原因と改善の対策」を参考に、ストレスと肌荒れの関係、ストレスによる肌荒れの改善方法をご紹介します。
「エイジングケアをしているのに肌荒れが改善しない」
「最近ストレスを感じている上に、お肌の調子も悪い」
など、気になっている方はぜひご覧ください。
ストレスとは?肌荒れと関係あるの?
ストレスになる刺激を与えるものをストレッサーと呼び、次の3種類があります。
・物理的ストレッサー(暑さや寒さ、騒音や混雑、洗顔やクレンジングの摩擦など)
・化学的ストレッサー(公害物質、花粉、薬物、化粧品の成分など)
・心理・社会的ストレッサー(人間関係や仕事上の問題、家庭の問題など)
そして、ストレッサーによる刺激への反応をストレス反応と呼び、次の3つに分かれます。
・心理面のストレス反応(活気低下、イライラ、抑うつなど)
・身体面のストレス反応(肌荒れ、頭痛、不眠など)
・行動面のストレス反応(飲酒量や喫煙量の増加など)
身体面のストレス反応である肌荒れはさまざまな症状を引き起こします。
例えば、肌のキメが粗い、肌のハリツヤ透明感がない、毛穴の黒ずみ、ニキビや吹き出物などです。
ストレスが続くと肌老化も進みやすくなり、エイジングサインも目立ちやすくなります。ストレスによる肌荒れは、エイジングケア化粧品だけでは改善せず、ストレス自体を減らすことが大切です。
ストレスによる肌荒れのしくみ
①ホルモンの過剰分泌
脳がストレスを感知すると、ストレスに対応するために副腎皮質刺激ホルモンを分泌します。ストレスが続くと、皮脂分泌を促進するはたらきのあるアンドロゲン、免疫力を下げるはたらきや、皮膚のハリを保つコラーゲンやエラスチンの合成を低下させる作用のあるコルチゾールという2つのホルモンが過剰分泌され、肌荒れや肌老化の原因になります。
②酸化と血行不良
ストレスの蓄積で血行が悪くなるとともに、活性酸素が発生しやすくなります。
血行不良になると肌まで必要な栄養素が届きにくくなり、リンパの流れも悪くなって老廃物も溜まりやすくなります。
だから、表皮のターンオーバーが遅くなって、肌荒れやむくみの原因になります。
さらに活性酸素が過剰な状態は、お肌の酸化をもたらし、シワの原因にもなります。
③ホルモンバランスの乱れ
コラーゲンやヒアルロン酸の合成を促し、皮膚の水分量を増加させるエストロゲンと、皮脂分泌を増加させるプロゲステロンという2つの女性ホルモンが、ストレスによりバランスが狂い、肌荒れの原因になってしまいます。
ストレス解消で肌荒れ改善へ
ストレスを解消して、肌荒れを防ぎ改善するために、次のようなことを意識することが大切です。
・良質な睡眠を十分な時間とること
・ゆっくり湯船につかってリラックスすること
・好きな趣味を楽しんで笑顔になること
・少しでも肌によい食べ物や栄養素を摂ること
ストレスによる肌荒れは、ストレス自体を減らすことが根本的な解決策ですが、バリア機能が低下している状態では、スキンケア化粧品やエイジングケア化粧品で保湿ケアを行うことも大切です。高保湿で低刺激の成分を配合した化粧品でスキンケアを行いましょう。
また、長時間のメイク、洗顔やクレンジングの刺激などもストレスになるので注意しましょう。
まとめ
ストレスと肌荒れの関係や改善方法をご紹介しました。さまざまな刺激に脳が反応し、それが過度な場合は身体に変調をきたします。肌荒れはその1つなのです。
この記事を参考に、ストレスの予防や解消する方法を身につけ、美肌をキープしましょう。