みなさんは化粧品を購入するときに、成分を見て選んだことはありますか?
私が最近使っている美容液に入っているプロリンというかわいい響きの成分を調べてみたら、なかなか優秀だったので、ナールスエイジングケアアカデミーの「プロリンとは?コラーゲンとNMFのもととなるアミノ酸成分!」を参考にして、プロリンという化粧品成分の魅力についてお伝えします。
プロリンはどんなメカニズムで保湿する成分?
プロリンはお肌にもある成分の1つで、コラーゲンや天然保湿因子(NMF)に含まれるアミノ酸です。
お肌の中にあるプロリンは、ビタミンCと協力して、アミノ酸からコラーゲンを生成するのを助けます。
化粧品成分のプロリンは、水溶性の保湿成分です。分子量が約115ダルトンと小さく、角質層まで浸透します。
保湿成分には様々な種類の成分がありますが、保湿のメカニズムによって次の5つに分類することができます。
・水分を与える成分(水、温泉水、ローズ水など)
・水分を吸着する成分(グリセリン、ナールスゲン、アミノ酸など)
・水分を抱え込む成分(コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなど)
・水分を挟み込む成分(セラミド、グルコシルセラミドなど)
・ふたをする成分(ワセリン、シアバター、スクワランなど)
プロリンはアミノ酸なので、水分を吸着して保湿する成分です。
単体でも保湿効果がありますが、ほかのメカニズムの保湿成分と組み合わせることで、より高い保湿効果が期待できます。
ほかのアミノ酸と一緒に配合すると保湿効果アップ
プロリンは単体でも保湿効果がありますが、グリセリン、乳酸NaまたはPCA-Naを併用することで、角質層におけるプロリンの蓄積量が増えます。
また、イソロイシンやロイシンと併用すると、角層水分量が増えるうえに、水分の蒸散を抑えることができます。
このように、プロリン単体で使うよりも、ほかのアミノ酸を組み合わせることで、より高い保湿効果を得ることができます。
プロリンはバリア機能が低い時ほど使ってほしい
プロリンは、バリア機能が低下したお肌に使うと、通常より速く浸透するという特徴があります。
スピーディーに保湿効果を発揮してくれるので、バリア機能が低いときほど積極的に使ってもらいたい成分です。
なお、バリア機能が正常な場合はゆっくり肌に浸透して、じわじわと保湿効果を発揮します。
バリア機能が低下しているか正常かなんてわからないときの方が多いと思いますので、結局は常に使うのが良いですね。
プロリンはどんな肌悩みに効果的?
このようにプロリンには保湿効果があるので、乾燥肌の予防・改善効果が期待できます。
保湿されたお肌をキープすることで、お肌のキメが整い、ハリ・ツヤ・透明感のあるお肌を目指すことができます。
さらに、乾燥によって目立つほうれい線や小じわ、毛穴の目立ちなどの予防効果も期待できます。
まとめ
プロリンについてお伝えしました。主役成分ではありませんが、ほかのアミノ酸などと一緒に配合することで相乗効果が得られる縁の下の力持ち的な保湿成分です。
バリア機能が低下しているときにはスピーディーに浸透してくれるというところに、優しさを感じてしまいました。
この記事を読んで、もしプロリンが気になったら、成分を見てプロリン配合で他のアミノ酸とも一緒に配合されているものを試してみてくださいね。