大人になってもニキビに悩んでいる方は少なくありません。乾燥肌なのになぜニキビができるの?と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、乾燥肌が原因のニキビの予防と改善対策 をご紹介します。
乾燥によるニキビの原因
ニキビは毛穴に皮脂が詰まることで発症する肌トラブルです。10代のニキビの原因は、過剰に分泌された皮脂ですが、20代以降の大人ニキビは、乾燥した肌にできやすくなります。
肌が乾燥すると、バリア機能が低下し皮脂の過剰分泌が起こります。そして、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まると角栓が必要以上に大きくなります。角栓が過剰になると、肌の酸化の早まりや、皮膚常在菌のバランスの崩れで、肌荒れや炎症を起こしやすくなり、大人のニキビができやすくなるのです。
また、乾燥した肌は、ターンオーバーの乱れから角質が硬くなり、毛穴を狭め、ますます皮脂が詰まりやすい状態になります。
ほかにも、過剰なストレスや女性ホルモンの乱れ、不摂生な生活なども大人ニキビの原因になります。
乾燥が原因のニキビは、空気が乾燥しやすい冬に最も注意が必要ですが、花粉や寒暖差、エアコンなど乾燥肌の原因はほかの季節にもあるので、1年中対策が必要です。
スキンケアによる乾燥が原因のニキビの予防改善対策
乾燥によるニキビを予防・改善するには、乾燥肌の対策を行いましょう。
まず、正しい洗顔とクレンジングが大切です。クレンジングは、肌をこすらず優しく、なるべく時間をかけずに行い、ぬるま湯ですすぎましょう。
ミルク、クリーム、ジェルタイプのクレンジング料がおすすめで、弱酸性の界面活性剤やアミノ酸系界面活性剤の洗浄成分がよいでしょう。クレイやアーチチョーク葉エキスなど毛穴汚れをしっかり落せるもの、ダブル洗顔不要なものもおすすめです。
洗顔は、よく泡立てて肌になじませ、こすらず優しく、時間をかけずに行いましょう。ぬるま湯ですすぎ、清潔なタオルで優しく拭き取りましょう。脱脂力の強いニキビ用洗顔料ではなく、弱酸性の洗顔料がおすすめです。
つぎに、水分と油分のバランスを正常化させ、ニキビのできにくい肌状態に整えるため、しっかり保湿をすることも大切です。
ニキビケアの有効成分と保湿成分がしっかりと配合されている化粧品を選びましょう。有効成分には、殺菌効果や抗炎症作用のあるものなどがあり、グリチルリチン酸ジカリウム、アラントインは刺激もなく敏感肌にもおすすめです。
また、保湿成分は、保湿力が高く刺激の少ないセラミド、プロテオグリカン、アミノ酸成分、ナールスゲンなどがおすすめです。アルコール、PGなどは、刺激が強く、肌を乾燥させる要因になりやすい成分なので避けましょう。
そして、冬も紫外線対策を忘れずに行うことが大切です。
日常生活での乾燥が原因のニキビの予防改善対策
食事では、たんぱく質、オメガ3系脂肪酸、ビタミン類、セラミドを含む食べ物や女性ホルモンを整える食べ物など、乾燥肌を改善する栄養素を含む食べ物を積極的に摂りましょう。
また、睡眠不足や過剰なストレスはニキビを引き起こす要因になるので、質の高い十分な睡眠やストレスを溜めない生活を心がけましょう。適度な運動で身体の代謝をアップすることも大切です。
まとめ
乾燥が原因のニキビについてご紹介しました。
皮脂の少ない乾燥肌なのになぜニキビができるのか?と悩んでいた方にも、乾燥とニキビの関係がご理解いただけたと思います。
エイジングケアアカデミーの記事、乾燥肌がニキビの原因になるって本当?予防と改善対策 では、乾燥によるニキビのメカニズムや予防の対策を詳しく紹介しています。ぜひ参考にしていただき、スキンケアと日常生活を見直して、大人ニキビのない美肌をキープしましょう。