今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の
「毛細血管のゴースト化でコラーゲンも老化!美肌を取り戻す方法」を参考に、毛細血管とコラーゲンの老化の原因と若さを保つコツをご紹介します。
- 「毛細血管とコラーゲンの関係は?」
- 「毛細血管のゴースト化でお肌に影響はあるの?」
など、気になる方はぜひご覧ください。
毛細血管のゴースト化の影響
毛細血管のゴースト化とは、エイジングやよくない生活習慣を続けたことで、人の血管の99%を占める毛細血管の血液が流れなくなり、最終的には幽霊のように消えてなくなってしまう状態です。
原因としては、加齢です。45歳頃を境に毛細血管も急速に老化が進み、新しく血管がつくられる数も減るので毛細血管も減少していきます。また、睡眠不足、食生活の乱れによる糖化や酸化、ストレスや喫煙、過度な飲酒や紫外線ダメージなどの生活習慣も影響を与えます。
肌への影響としては、毛細血管のゴースト化で酸素や栄養素が肌の細胞に運ばれなくなり、ターンオーバーが乱れ、線維芽細胞が活性化されないのでコラーゲンやエラスチンの産生が滞ります。
その結果、お肌の乾燥、くすみ、吹き出物、ゴワツキなどの肌トラブルが起こり、シミやシワ、たるみ、目の下のクマなどの肌悩みも増えてきます。
さらに、頭皮の毛細血管も衰えてくると、髪のパサつき、抜け毛、薄毛、白髪が増えてきます。からだへの影響としては、全身の血行不良、からだが疲れやすい、冷え、目の老化を招く原因となります。
毛細血管を元気に保つコツ
血管の老化を防ぐには、血液の質をよくすることが大切なので、糖化や酸化を招く塩分、糖質、質の悪い油の摂りすぎに注意し、炭水化物、たんぱく質、脂質を少し減らして、ビタミンやミネラル、油はオメガ3やオメガ9を中心に摂ると良いでしょう。
また、腸内環境を良い状態に維持することも大切な要素なので、ヨーグルトや発酵食品を食事に取り入れ、乳酸菌を積極的に摂りましょう。
毛細血管は外側が壁細胞、内側が内皮細胞という2層から構成されており、細胞へ届ける栄養素などが血管の外に漏れ出ないようにこの2つの層をしっかりと密着させるはたらきをしているのが、「Tie2(タイツ―)」と呼ばれる受容体です。
このTie2を活性化させるためにシナモンティーやルイボスティーなどお茶として飲むのをオススメします。また、Tie2を増やす成分としてケイヒ(桂皮)エキスが有効であることも明らかになりました。
ほかにも、質の高い十分な睡眠やからだを温めて血行を良くする入浴、適度な運動や紫外線対策も心がけましょう。
さらに、毛細血管の周囲には、お肌の弾力を維持するのに大切なコラーゲンが作られていることが、研究から明らかとなっています。サプリメントでコラーゲンペプチドを摂ることで、毛細血管に吸収されて、からだやお肌の隅々にまで届き、真皮内のエラスチンやヒアルロン酸の産生を促進します。
このコラーゲンとエラスチンは血管をしなやかにし、強くすることがわかっているので、毛細血管がゴースト化しないよう、積極的にコラーゲンを摂ることもおすすめです。
まとめ
毛細血管とコラーゲンの老化の原因と若さを保つコツをご紹介しました。毛細血管のゴースト化は加齢だけでなく生活習慣も原因となっています。
この記事を参考に、エイジングケア世代だけでなく、20代や30代の若いうちから「血管の健康」を意識して、美肌で健康的に毎日を過ごしましょう。