今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の
「乾燥肌は静電気を感じやすい~冬に大切な保湿とエイジングケア~」を参考に、乾燥肌と静電気の関係、静電気を防ぐための対策をご紹介します。
静電気と乾燥肌の関係
静電気とは、「電気を通しにくいものに電気が帯電することで生まれるもの」です。
湿度が高い夏は、衣類などに帯電しても空気中に電子が流れるので、静電気は起こりにくいのですが、湿度が低く空気中に水分が少ない冬は、衣類から空気中に電子が流れにくいので、静電気が起きやすいのです。
静電気は、その電気刺激が、表皮の角質を傷つけ、肌のダメージになることで、乾燥肌が進み、肌のくすみなどの原因になることがあります。
また、静電気を帯びた肌は、ほこりや汚れが付着しやすいことで、小さな汚れが毛穴に入り、にきびや角栓の原因になることもあります。これにより、肌のバリア機能を低下させるのです。さらに、静電気は、髪の毛のキューティクルにもダメージを与えます。
肩こり、腰痛、冷え性などの症状で悩んでいる血流が悪い方に、静電気を自然放電できにくい帯電体質が多いようです。
また、原因の1つに「血流が悪いこと」があげられる乾燥肌の方も、帯電体質が多いようです。乾燥肌が帯電してしまう理由はほかにも、乾燥で肌がごわつき摩擦が起きやすくなること、肌の水分量が少ない乾燥肌は、放電できる水分が少ないことがあります。
だから、冬の肌の乾燥対策の1つとして、静電気を防ぐことは大切なのです。
静電気の予防策
静電気は冬のように湿度が20%以下になった際に発生しやすくなるので、加湿器などを使って、室内の湿度を50%前後に保ちましょう。
また、衣類は、化学繊維のものが帯電しやすいので、天然繊維のものを選びましょう。おすすめは、シルクやコットン、リネンです。着合わせる素材のプラスマイナスの電位差が大きければ、静電気はそれだけ大きくなるので、出来るだけ電位差を小さくすることを意識して、着合わせましょう。
さらに、ドアノブなどに当てて身体の電気を抜くキーホルダー、首や腕にアクセサリーのように身に付けるだけで放電できるもの、静電気防止スプレーや静電気防止シートなどの静電気防止グッズを活用しましょう。
ほかにも、入浴や温活、食事、運動など、身体を温めて、血行をよくする生活を心がけましょう。
スキンケアでの静電気の予防策
帯電しやすい方は、一層の保湿を心掛けましょう。セラミドなどのバリア機能を守るエイジングケア化粧品成分が配合されたものがおすすめです。
セラミドの中でも、ヒト型セラミドがおすすめです。
セラミドは油溶性のエモリエント成分なので、セラミド化粧水よりもセラミド美容液、セラミドクリームで補いましょう。
化粧水、美容液、保湿クリームなど、よい保湿成分を配合した化粧品で静電気による乾燥肌を防ぎましょう。
まとめ
乾燥肌と静電気の関係、静電気を防ぐための対策をご紹介しました。
湿度の低い冬に起こりやすい静電気は、肌や髪にダメージを与え、バリア機能を低下させます。乾燥肌の方は、帯電しやすい体質なので、より静電気の悪影響を受けやすいのです。
この記事を参考に、高保湿成分配合のエイジングケア化粧品でしっかり保湿し、静電気を予防する生活習慣を心がけて、冬の静電気から肌を守りましょう。