今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の
「乾燥しているのにテカる?冬のインナードライ肌の対策は?」を参考に、冬のインナードライ肌の原因と対策をご紹介します。
冬のインナードライ肌の原因
インナードライ肌とは、肌の水分量が過度に少なくなって乾燥した時に、これ以上の水分の蒸発を抑えようと、肌が一生懸命皮脂を分泌している状態のことをいいます。つまり、肌の内部は乾燥しているのですが、肌の表面は皮脂が多く、一見オイリー肌と勘違いしてしまうような肌です。
冬は、湿度が低下し、肌の乾燥が進むことでターンオーバーが早まります。そうすると、まだ成長が不十分な角質細胞が表皮へと上がってきて、その細胞を守ろうとさらにたくさんの皮脂が分泌されます。その結果、冬にインナードライ肌になってしまうのです。つまり、インナードライ肌は、バリア機能が低下している肌状態です。
インナードライ肌によって、大人ニキビや毛穴の黒ずみ、シミなど、ほかの肌悩みが引き起こされることもあります。
自分がインナードライ肌かを見分けるには、洗顔後スキンケアをせずに、15~20分程度待ってみてください。もし、「皮脂が浮いてきたのにツッパリ感がある」などの症状を感じたら、インナードライ肌の可能性が高いといえます。
冬のインナードライ肌対策
インナードライ肌は、バリア機能のはたらきが低下しているので、冬場はスキンケアに加え、さまざまな角度から角質層のバリア機能を高める対策を実践することが大切です。
スキンケア、エイジングケアで最も大切なのは保湿です。べたつきがあるインナードライ肌におすすめの成分は、油性成分ながら水分をはさみ込むタイプのセラミドです。
中でもヒト型セラミドを配合したエイジングケア化粧品は、非常に高い保湿効果が期待でき、インナードライ肌にも効果的と考えられます。プロテオグリカンやヒアルロン酸、コラーゲンなどの水分を抱え込むタイプや、グリセリンやアミノ酸などの水分を吸着するタイプの水溶性成分配合の化粧水や美容液もあわせて使うことで、さらに効果が高まります。
冬のインナードライ肌におすすめのエイジングケア保湿クリームは、「ナールス ユニバ」です。
インナードライ肌がエイジングケア化粧品では改善しない場合、医師が処方するヘパリン類似物質を使用するのも選択肢の一つです。保湿作用に加え、血行促進作用や抗炎症作用もあるので、インナードライ肌対策であるバリア機能の改善に役立つ成分の1つです。
また、優しい洗顔とクレンジング、冬の紫外線対策もインナードライ肌対策に大切です。
ほかにも、入浴や温活でからだを温めて血行を促進すること、からだを温める根菜類などの食べ物を積極的に摂って冷えを解消することもインナードライ肌対策になります。
一方、冬のインナードライ肌対策としてやってはいけないスキンケアやエイジングケアは、あぶらとり紙や過度な洗顔で皮脂を除去しすぎることです。刺激の強い洗顔料の使用や、不十分な保湿ケアもやめましょう。
バリア機能がさらに低下してしまいます。
インナードライ肌以上に、肌の乾燥が進んでしまった場合は、皮膚科などを受診することも考えましょう。
まとめ
冬のインナードライ肌の原因と対策をご紹介しました。
冬は湿度も気温も低下するので、肌の乾燥が進みやすく、バリア機能が低下することで、インナードライ肌になりやすい季節です。
この記事を参考に、インナードライ肌の原因を理解して、間違ったスキンケアに注意しながら、スキンケアやエイジングケア、食事などの日常生活で、インナードライ肌対策を心がけてください。