グリセリンは、吸水性が高く安全性も高いことから、化粧水をはじめ、
美容液や保湿クリームまでさまざまな化粧品に配合されています。
しかし、化粧品会社もそれほど広告したり、説明することもないため、
その効果や安全性についてはあまり知られていません。
今回は、エイジングケアアカデミー編集部の「 グリセリンは化粧品や化粧水に適した成分!効果と安全性は?」の記事を参考に、みなさんにもシェアしていきたいと思います!
グリセリンとは?
化粧品の成分にはさまざまなものがありますが、そのなかでもほとんどの化粧水に使われているのがグリセリンです。
グリセリンは保湿化粧水だけなく、エイジングケア化粧水やエイジングケア化粧品でも非常によく使われる成分です。
グリセリンは無色で粘性がある保湿力に優れた成分で、水となじみやすい性質があるため、化粧水ほか化粧品の基本成分として汎用されており、化粧品や美容用品以外にも日常生活のなかで登場します。
またグリセリンは化学的にはアルコールの一種ですが、その性質は異なり刺激性もなく、化粧品に配合すると「アルコール」としては扱われません。
化粧品や化粧水の基本成分としてのグリセリン
化粧品の全成分表示名称はグリセリンで、医薬部外品表示名称は、グリセリンまたは濃グリセリンです。
グリセリンは、その吸水性の高さから化粧品の基本成分として汎用されています。
グリセリンには水分を吸着することで保湿するはたらきがありますが、水分を挟み込んで保湿するセラミドや、水分を抱え込んで保湿するプロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどよりは保湿力が劣ります。
ですから、グリセリンのみ配合されている化粧品はほとんどなく、基本成分として使われ、ほかのさまざまな保湿成分も同時に配合します。
グリセリンの化粧品成分としての役割
グリセリンは吸水性が高く、水分を吸着することで保湿するはたらきがあるので、バリア機能を守る保湿成分として化粧品の基本成分に汎用されています。しかし、グリセリンの濃度が15%を超えると肌の水分を奪い、乾燥肌の原因になるリスクがあるので、あまり高濃度のものは控えましょう。
またグリセリンは水に混ざると発熱する性質があります。水と混じる際に熱を出すため、温感化粧品にもよく使われますが、配合濃度が高すぎると危険なので、使い方には気を付ける必要があります。
グリセリンの意外な作用として、ニキビの原因であるアクネ菌を増やしやすいことがわかっています。ニキビになりやすいかどうかまでは不明ですが、高濃度グリセリンの化粧品は控えたほうがよさそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
グリセリンは、化粧品以外でも食品添加物や医薬品などにも利用される、私たちの生活にとって欠かせない成分の1つです。
化粧品成分としてのグリセリンは、安全で毒性が少なく無色であること、ほかの成分と一緒に使ってテクスチャーを調整することが簡単であること、水分を吸着して保湿力を発揮することなどから、多くの化粧品で使用されています。
エイジングケア化粧水であるナールスピュアにも純度の高いグリセリンを配合しているので、エイジングケアに興味のある方、エイジングケア世代の方などはぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?