クレンジング料には、様々な種類があることをご存じでしょうか?
オイル、リキッド、ジェル、クリーム、ミルク、シートなど、様々な方法でメイク落としができますね。
しかし、これらのクレンジング料はそれぞれ特徴があります。例えば、洗浄力の強さや、刺激の強さ、摩擦の強さなどです。
そこで今回は、クレンジングジェルの特徴について詳しくご紹介致します。
タイプ別クレンジング料の違い
あなたが今お使いのクレンジング料は、どのようなタイプでしょうか?
まず、クレンジング料はメイク落としを目的として作られています。メイク落としの方法として、成分によって「オイル型」と「界面活性剤型」に分けられます。
①オイル型
ミネラルオイルなどの油性成分で、メイクを浮かせて落とすタイプのクレンジング料です。
脱脂力が高いことや、洗浄力が強いことがメリットですが、肌への負担が高いことがデメリットになります。
10代や20代の方のお肌であれば、皮脂の分泌量が多いため、脱脂力に困ることは少ないですが、エイジングケア世代のお肌であれば、必要な皮脂まで落としてしまう可能性があります。
オイル型のクレンジング料は、オイルタイプ、リキッドタイプなどが主です。
②界面活性剤型
メイクなどの油汚れとくっつく親油基と、水とくっつく親水基から成り立っているため、メイクと界面活性剤がくっついた後に水とくっつき汚れが落とされます。
使用後の感触がさっぱりしていることや、肌への負担が少ないことがメリットですが、脱脂力がオイル型に比べ弱いことがデメリットになります。
界面活性剤型は、ジェルタイプ、ミルクタイプに多く見られます。
しかし、今ではデメリットを緩和させるように配合成分が工夫されている商品も多くなりました。洗浄成分だけを見て判断せず、全成分表示全体を見て、お肌への負担やその他メリット・デメリットを確認するようにしましょう。
ジェルタイプの特徴
クレンジングジェルとは、その名の通り、ジェルタイプのクレンジング料です。
テクスチャーがジェル状(ゲル状ということもある)であるため、お肌への摩擦が少なく、肌への馴染みも良いことから、伸ばしやすいことが特徴です。
お肌への摩擦があると、シミやたるみ、肌悩みの原因にもなります。だから、少しでも摩擦は減らしたいですよね。
洗浄力は、リキッドタイプとミルクタイプの間程度の洗浄力です。
そのため、洗浄力が強いとは言えません。メーカーによっては、目元の濃いメイクをポイントリムーバーで落とすことを推奨していることもあります。
その分、お肌への優しさや配合成分に幅をつけることができることも、特徴の一つです。
クレンジングジェルを選ぶときの注意点
クレンジング料を選ぶときは、まず自身の「肌質」「肌状態」を知ることが大事です。ジェルタイプでなくとも、全てのクレンジング料を選ぶときに共通します。
クレンジング料は、基本的に肌への負担が高いスキンケアです。そのため、おすすめランキングなどに掲載されていても、必ず自身の肌に合うとは限りません。
余計な肌荒れに繋げないためにも、自身を分析することから始めましょう。
また、エイジングケア世代の方であれば洗浄成分のみではなく、保湿成分などもチェックすることが望ましいです。
クレンジング料は基本的に汚れを洗い落とすものですから、保湿成分が必ず必要かと言えば、答えはNOです。
ただし、界面活性剤や配合成分によっては、クレンジング料であってもバランスを取るために保湿が必要な場合もあります。そのため、洗浄成分に加えて、保湿成分や、逆にお肌の刺激になる成分がないかも確認することが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?クレンジングジェルや洗浄成分の特徴について、ご理解いただけましたか?肌質分析をした後は、全成分表示を確認して、クレンジング料選びになります。おすすめはジェルタイプです。お肌への摩擦が少なく、刺激性も低いことが特徴だからです。ただし、洗浄力が弱い可能性がありますので、その場合はポイントリムーバーも併用すると良いでしょう。