季節の変わり目などの外部環境の変化や外部の刺激、体調など内部環境の変化によって、突然敏感になってしまうゆらぎ肌。
バリア機能の低下とターンオーバーの乱れが原因ですが、その要因となる刺激はさまざまです。ゆらぎ肌に悩む前に予防したり、早めに改善したいですよね。そこで今回は、ゆらぎ肌の予防・改善法をご紹介します。
ゆるぎ肌の予防法
ゆらぎ肌を予防するには、季節の変化などにも負けずに、バリア機能やターンオーバーが正常にはたらく、保湿力が高い肌状態を維持すればよいのです。そのためには、スキンケアだけでなく、規則正しい生活をすることも大切です。
まず、スキンケアでは保湿をしっかり行うことが大切です。エイジングケア世代におすすめの保湿成分は、水分保持力が高いセラミドです。
セラミドは水溶性の物質ではないので、美容液や保湿クリームを使って補いましょう。
なかでも、人が持つセラミドとほぼ同じ構造のヒト型セラミドを配合したエイジングケア化粧品がおすすめです。
また、紫外線対策も重要です。紫外線を浴びると、細胞が紫外線からからだを守ろうとして活性酸素を発生します。
体内で処理できる以上に活性酸素が溜まってしまうと、細胞に悪影響を及ぼし、バリア機能も低下させるので、ゆらぎ肌の原因となります。そのため、1年中日焼け止めクリームなどでの対策を心掛けましょう。
ノンケミカルの日焼け止めなど敏感肌でも使える日焼け止めがおすすめです。
そして、偏った食生活、運動不足、睡眠不足、喫煙などもゆらぎ肌の原因になります。バランスのよい食事、適度な運動、質のよい睡眠、禁煙など、アンチエイジングを意識した生活習慣を心がけましょう。
ゆるぎ肌の改善法
保湿、紫外線対策、日常生活の改善を行っても、ゆらぎ肌に悩む場合は、改善の対策を試してみましょう。
ゆらぎ肌は、一時的とはいえ、肌が刺激に対して敏感になり、不安定な状態です。花粉や黄砂など思いあたるものがあれば、外出時にマスクをするなど、刺激を避ける対策が必要です。
そして、季節の変わり目はゆらぎ肌になる方が多いので、気温の変化に対応できるように、服装や小物で体温を調節しましょう。
ストレスを感じている場合は、ゆっくり休養する時間をとることも必要です。1日の終わりにゆったりと湯船に浸かればストレス解消になるとともに、血行が促進され、肌に栄養が行き渡り、乾燥やゆらぎ肌を防ぐことにもつながります。
また、ちゃんと食べているつもりでもゆらぎ肌になるのであればビタミン不足かもしれません。ビタミンが不足すると、肌への栄養が滞り、ゆらぎ肌になってしまう可能性があるので、ビタミンを意識して摂るようにしましょう。
さらに、食事と同じぐらい大切なのが睡眠です。睡眠不足だと、体調や肌の調子が崩れ、ゆらぎ肌になってしまうことがあります。
睡眠中に分泌される成長ホルモンが、からだの疲れをとり、傷付いた細胞を修復します。さらに、血流を改善し、新陳代謝を促進させ、免疫力アップにもはたらきかけています。だから、肌の再生を促し、ゆらぎ肌を予防するためにも、日々の睡眠を大切にしましょう。
スキンケアにおいては、肌に優しいクレンジング料や洗顔料を使い、肌に負担をかけない正しいクレンジングや洗顔を行いましょう。また、アルコールなど刺激のある成分が配合されている化粧品は避けましょう。
まとめ
ゆらぎ肌の原因はさまざまですが、スキンケアの基本を守ることや、睡眠や食事など内側からのエイジングケアを心がけることが、ゆらぎ肌の予防や改善に有効です。
予防や改善の対策をしっかり行い、バリア機能やターンオーバーを正常化して、ゆるぎのない肌をキープしましょう。