バリア機能は美肌の要!
保湿を担う大切なお肌のはたらきが、バリア機能です。
これが健やかな状態であれば、美肌をキープすることができます。
ただし、バリア機能は乾燥によって低下したり、年齢とともに低下します。
バリア機能の低下は、お肌のトラブルを引き起こし、そのまま放置すれば回復や改善は難しくなります。
だから、バリア機能を維持することは、お肌の健康や美肌のためのエイジングケアにとって、とても大切なのです。
では、バリア機能を正常化するにはどうすればよいのでしょうか?
そこで、この記事では、「バリア機能の低下」をテーマに、バリア機能が低下する原因をはじめ、正常に保つコツなど幅広くご紹介します。
バリア機能が正常なお肌とは?
バリア機能とは、お肌のいちばん外側にある角質層が外部の刺激からお肌を守り、からだの内側に蓄えている水分が逃げないようにする役割のこと。
また、外部からの異物の侵入を防いでお肌を守ることもバリア機能のはたらきです。
バリア機能が正常にはたらいていれば、健やかな美肌の基本条件が満たされます。
お肌が健やかだと、角質細胞はちゃんと育つので、大きさや厚みが均一です。
この状態が、キメが整った透明感のあるお肌です。
そして、お肌のpH値は弱酸性で、皮膚常在菌や顔ダニのバランスも整っています。
つまり、細胞が生まれ、入れ替わるサイクルが正常な素肌です。
バリア機能が低下したお肌とは?
しかし、加齢やお肌の乾燥などが原因となりバリア機能が低下すると、刺激に弱くなったり、水分が逃げやすい敏感な肌になってしまいます。
この状態では、成熟した正常な角質細胞とは大きさや厚みの違う未熟な角質細胞が存在しています。
また、お肌が弱アルカリ性に傾く場合もあります。さらに、痒みを感じる神経線維が伸びていることもあります。
こうしたバリア機能の低下は、多くの肌悩みの原因になったり、お肌の老化につながります。
もちろんバリア機能が低下すれば、ハリやツヤもなくなってしまいます。
さらに、肌のバリア機能が低下すると、お肌の表面は乾燥して乾燥肌に傾いていきます。
乾燥肌が続くと、外からの刺激に敏感になり、ちょっとした刺激でも痒みを感じやすくなります。
バリア機能が低下する原因
①バリア機能を低下させる乾燥の内的な要素
加齢やご自身の肌の特徴・肌質
ストレスによる肌荒れ
日常生活の乱れ
間違ったスキンケア
②バリア機能を低下させる乾燥の外的な要素
紫外線ダメージ
外気の乾燥
大気汚染
花粉などのアレルギー源
このように、「内的要素」「外的要素」から乾燥状態が進み、乾燥肌になればバリア機能は低下し、湿疹、肌荒れ、にきびなどの肌トラブルや皮膚の病気の原因になったり、さらに乾燥が続くことで、インナードライ肌や敏感肌になることもあります。
また、間違ったスキンケアもバリア機能を低下させる原因の1つです。
クレンジングや洗顔はお肌にダメージを与え、バリア機能を低下させてしまうことがあるので、注意しましょう。
バリア機能の低下を防ぐスキンケアとは?
バリア機能の低下を防ぐためには、まず、ご自身の肌質(肌タイプ)に合った化粧品を選ぶことが大切です。
ご自身の肌質(肌タイプ)に合った化粧品を使うことで、健やかなお肌が育ち、バリア機能の低下を防ぎます。
また、保湿成分セラミドで、しっかりとバリア機能をケアしましょう。セラミドとは、ヒトが自分の肌に持っている成分です。
セラミドは「細胞間脂質」を構成する成分の1つでバリア機能を担っています。だから、セラミドが不足すると、バリア機能が低下してしまいます。
そして、肌のセラミドは年齢とともに減少します。
50歳代では20歳代の約半分にまで減少するといわれています。そうなると、化粧品成分のセラミドなどを補うことでバリア機能の低下を防ぐことが必要になるのです。
セラミドは「脂溶性」の成分なので、「水」でできている化粧水にはやや溶けにくい性質があります。
セラミドは、親水性も備えている珍しい成分のため、ほかの油溶性成分よりは水になじみやすいのですが、保湿力をより発揮させるには、エイジングケア美容液や保湿クリームからセラミドを取り入れることをオススメします。
おすすめの美容液は、6種のヒト型セラミドを配合した美容液「ナールス ネオ」や3種のヒト型セラミドが配合された「ナールス ユニバ」です。
まとめ
バリア機能が低下する原因をはじめ、正常に保つためのスキンケア方法などを幅広くご紹介しました。
この記事「バリア機能の低下」を参考に、バリア機能の低下を防いで健やかな素肌を保っていただければれば幸いです。