どんな人のお肌にも顔ダニが棲んでいることをご存知でしょうか?
今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の
「顔ダニの過剰繁殖はニキビや肌トラブルの原因!予防対策と治療法は?」を参考に、
顔ダニとは何か、またその役割やバランスが崩れた際のトラブルをはじめ、予防の対策やひどい場合の治療法をご紹介します。
「顔ダニは必要なの」
「顔ダニが肌荒れの原因になるの」
など、気になる方はぜひご覧ください。
顔ダニとは?肌荒れとの関係は?
顔ダニは、マダニとは生物としての特徴や性質が異なります。
顔ダニとは、哺乳類の皮膚のさまざまな分泌腺に寄生するダニで、皮脂の出やすい鼻や額、頬に多くいます。生まれたばかりの赤ちゃんにはいませんが、頬ずりなどで大人と触れ合うことで少しずつ増えていきます。
顔ダニのなかで肌悩みと関係が深いのが、ニキビダニです。
ニキビダニは、皮脂腺に単独で生息している「コニキビダニ」と、毛根周辺で群れをなして暮らしている「ニキビダニ」の2種類があります。
健康な肌の場合、皮脂を主食とする顔ダニによって、余分な皮脂が分解され、お肌は弱酸性の状態を保つことができます。その結果、細菌などによる肌トラブルを防いで、お肌を健やかに保つための大切な役割を担っていると考えられています。
しかし、顔ダニの数が少なすぎると、古い皮脂や老廃物が増えて肌のpHバランスが崩れ、それによりニキビや肌荒れが起こりやすくなります。反対に顔ダニの数が多すぎると、死骸などの排泄物の量が増え、それらが顔に残ることにより毛穴が詰まりやすくなり、結果としてニキビや肌荒れの原因になります。
ほかにも、顔ダニが異常に繁殖すると、皮膚常在菌のバランスが崩れ、肌のバリア機能やターンオーバーの周期を乱すきっかけとなり、乾燥肌や敏感肌、乾燥性敏感肌、インナードライ肌のリスクも高くなります。
顔ダニのバランスを保つには?
顔ダニと共生するために、次のようなポイントをおさえた正しいスキンケアやエイジングケアが大切です。
・お肌に負担をかけない正しい洗顔やクレンジングを行う
・洗顔後に高保湿低刺激成分の化粧水でしっかり保湿する
・紫外線対策として年間通して日焼け止めを使用する
さらに、次のようなポイントをおさえた正しい日常生活を心がけることも大切です。
・バランスの取れた食生活を意識する
・寝具を清潔に保つ
・質の高い十分な睡眠をとる
・ストレスを溜めないようにする
・薄いメイクにする
まとめ
顔ダニとは何か、またその役割やバランスが崩れた際のトラブルをはじめ、予防の対策やひどい場合の治療法をご紹介しました。
健康なお肌では美肌を保つ役割を担っている顔ダニですが、過剰な増減は肌トラブルの原因になります。そんな肌トラブルを起こさないためには、日頃のスキンケアやエイジングケア、生活習慣が大切になってきます。
この記事を参考に、顔ダニとうまく共生して、美肌をキープしてください。