今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の
「便活ダイエット ~便秘外来の医師が教える、排便力がアップする11のルール~ 小林弘幸」を参考に、便秘専門医による一般の方向けの便秘を改善する方法をまとめた一冊をご紹介します。
「便活ダイエット ~便秘外来の医師が教える、排便力がアップする11のルール~」の概要と特徴
本書は、便秘で悩む方のために便秘外来で臨床に携わる専門医が、ダイエットという視点で便秘を解消する方法や、肌荒れのない美肌になる方法を幅広く解説した一冊です。
イラストや写真が豊富で、一般の方にもわかりやすく編集されており、本書で紹介されている方法は、「世界一受けたい授業」や「みんなの家庭の医学」でも紹介されました。
「便活ダイエット ~便秘外来の医師が教える、排便力がアップする11のルール~」の構成と内容
本書は5つの章で構成されています。
①第一章
便秘の原因やタイプ、チェック方法から便秘外来でよく尋ねられる質問などが紹介されています。
たとえば、便秘の3パターンが、「腸のぜん動運動の問題」「肛門括約筋の問題」「自律神経の問題」に分けられていることや過敏性腸症候群と便秘の関係などが取り上げられており、便秘についての基本知識が身に付きます。
②第二章
日常生活の過ごし方を変えることで、腸内環境を整えて正常な排便をもたらし、ダイエットができる方法が紹介されています。
本書のタイトルである「便秘外来の医師が教える、排便力がアップする11のルール」が紹介されています。それは、誰でも意識すれば簡単に実践できる次のようなものです。
ルール1 起床後コップ1杯の水を飲む
ルール2 朝の光をきちんと浴びる
ルール3 バナナ1本でもいいから、朝食をきちんと摂る
ルール4 腸に刺激を与える“食のリズム”を守る
ルール5 1対2の呼吸を10回行う
ルール6 就寝3時間前には夕食を済ませる
ルール7 30分のウォーキングが理想もしくは、電車では立つ、階段を使う
ルール8 38~40℃のお湯で半身浴を15分行う
ルール9 腸のゴールデンタイムに就寝する
ルール10 眠りにつくタイミングの癒しにこだわる
ルール11 朝、ゆっくりトイレに入れる30分の余裕を作る
③第三章
食生活について紹介されています。食物繊維の種類、にんじんや里芋、ゴボウ、モロヘイヤなど便活食材、ヨーグルトや納豆、味噌など発酵食品や乳酸菌食品が紹介されています。美肌のための食べ物なので、ぜひ、積極的に摂りたいですね。
④第四章
宿便を解消するための具体的なレシピが紹介されています。バナナやプルーン、めかぶ、きのこなど手に入りやすい果物や野菜などを使ったジュースやサラダなので、簡単に作れそうです。
⑤第五章
腸の蠕動運動を活発にして、排便力をアップするためのトレーニングについて、体操やストレッチ法がイラストで紹介されています。内側から健康的な素肌を作るための方法が満載です。
まとめ
小林弘幸 著の「便活ダイエット ~便秘外来の医師が教える、排便力がアップする11のルール~」をご紹介しました。
便秘外来で多くの患者さんを診療する専門医である著者が、一般の方向けに便秘の解消法を幅広く紹介した一冊で、便秘の原因やタイプから食事、レシピ、運動法などが具体的に紹介されています。
この記事を参考に、実践的な便秘解消の方法が学べる本書を読んで、便秘解消や美肌づくりのために役立ててください。