今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の
「体温アップで免疫を高める!不眠・肩こりを改善して健康と美肌へ」を参考に、体温アップで健康と美肌を導く方法をご紹介します。
体温に関するアンケート結果
株式会社ホットアルバム炭酸泉タブレットが20代~50代のエイジングケア世代の毎日体温を計測している女性を対象に行った「体温に関するアンケート」の概要と結果をご紹介します。
①平熱は?
36℃台前半の人が約半数ですが、35℃台も約27%と意外と多い印象を受けます。
②自覚している睡眠障害はありますか?(複数回答可)
21.3%の人が「不眠症」と回答しました。一方、「睡眠障害はない」と回答した人は6割以上で、体温が高いほど睡眠障害はないと回答した人の割合も高くなっていました。
③年間で何回くらい風邪をひきますか?また便秘・軟便や肩こり・アレルギーの症状はありますか?
体温別の結果が示されていないので体温との関係は分かりませんが、6割近い人が年1回は風邪をひいており、女性に多く聞かれる悩みの肩こりや便秘の症状があると回答した人の割合が高くなりました。
④温活の結果、平熱は上がりましたか?また温活の結果、冷え性や風邪をひきやすいといった症状は改善されましたか?
平熱は約7割が「変わらない」と回答しましたが、半数以上が冷え性や風邪の症状改善がみられたと回答しています。
アンケート結果からみる体温の体への影響
睡眠障害のアンケート結果から、体温の低さが睡眠にも影響を及ぼしていることが予測されます。
皮膚から熱を外に放散することで深部体温が下がり、からだ全体の代謝も下がって、眠りにつきやすくなりますが、低体温で手足が冷えている冷え性の人は、熱の放散が少なくなって、深部体温が下がりにくくなり、ぐっすりと眠れない可能性があります。
また、概日リズム睡眠障害を避けるため、ブルーライトを浴びないように寝る直前までPCやスマホを見ないようにしましょう。
さらに、体温が低いと、自律神経のバランスが崩れるので、便秘・下痢、肩こり、冷え性、頭痛、不眠などが引き起こされることもアンケート結果から推測されるので、改善のために体温アップで代謝を上げることが大切です。
また、温活の効果を実感している人が多いことから、お風呂につかる、シルクの下着を着ける、テレビや読書中に足元を温める、からだを温める食べ物や飲み物を積極的にとるなどで、からだを温めてヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことがおすすめです。
HSPは、免疫を高めてからだを守り、肌の細胞の回復を助けてくれるので、しわやシミなどの予防効果や美肌をもたらしてくれます。
免疫を高めるには?
体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し撃退する自己防衛システムである免疫には、抗体が主役になる液性免疫と免疫を担う細胞や物質が中心になる細胞性免疫の2種類があります。睡眠や肩凝りなどと関係するのは、細胞性免疫です。
免疫細胞は血液の白血球にいて、体温の低下で血行が悪くなると、体内に異物を発見しても反応が遅くなってしまいます。
免疫力が正常に保たれる体温は36.5℃程度といわれていますが、今回の調査結果では、約75%の方の平熱が36.5℃以下だったので、体温をアップして免疫を上げる必要があります。
また、免疫細胞の約6割は腸にいると言われているので、腸内環境を整えることが免疫細胞を活性化する上でとても大切です。そのためには、ヨーグルトなどの乳製品で乳酸菌を体内に取り込み、善玉菌を増やすことがおすすめです。
ほかにも、麹菌、酵母菌、酢酸菌、納豆菌などを作る味噌や醤油などの発酵食品を摂ったり、日本酒、ビール、焼酎、ワインなどの発酵飲料を上手に飲んだりすることもおすすめです。
まとめ
体温アップで健康と美肌を導く方法をご紹介しました。
体温が低いと血行が悪くなって、冷え性、不眠症などになりやすく、肌悩みの原因にもなります。この記事を参考に、健康や美肌のために体温をアップさせて免疫力を高めましょう。