顔や目元のたるみを改善したいけど、メスは怖くて使いたくないという方もいますよね。
そんな方におすすめなのが「イントラジェン」です。
イントラジェンとは、GFRというラジオ波を肌に照射し、その熱で皮膚を引き締めることによって、たるみを改善する施術方法です。
手術のような大掛かりなものではないので、手軽に治療したいという方におすすめです。
この記事では、ナールス美容医療アカデミーの「イントラジェンのGFRとは?効果やデメリット、サーマクールとの違い」を参考にしながら、イントラジェンとは何か、その効果や持続期間、デメリットや副作用、サーマクールとの違いについて解説します。
イントラジェンのGRF について知ろう!
イントラジェンとは、がん治療などにも使われるラジオ波(RF)を肌に照射して、たるみを改善させる美容医療の施術方法であり、機器の名前です。
イントラジェンのラジオ波は、従来のラジオ波とは異なるGFRテクノロジーによるものです。
GFRとは、Grid Fractional Radio frequencyの略称で、照射面を格子状にして熱エネルギーを照射する新しいラジオ波照射テクノロジーです。
イントラジェンは、肌の真皮層に熱を加えることで、コラーゲン繊維を収縮させ、肌をリフトアップさせます。
また、熱によってダメージを受けた真皮を修復させるために、線維芽細胞が活性化してコラーゲン生成を促進。その結果、皮膚にコラーゲンが密集し、しわやたるみが目立たなくなります。
施術後は、すぐに効果が表われる即効効果(ハリの実感)が1~2週間続きます。
その後、3カ月をピークに持続的な効果を実感できます。
イントラジェンは、次のような方におすすめです。
初めてたるみ治療をする方
しわ、毛穴を改善したい方
小顔になりたい方
痛みをともなう治療が苦手な方
ダウンタイムの症状が少ない治療がしたい方
ハリのある肌を目指す方
イントラジェンの効果とメリット
ここでは、イントラジェンの効果についてご説明します。
1)顔のたるみを改善できる
イントラジェンは、ラジオ波の熱によってコラーゲンが収縮することで、肌を引き締める効果が期待できます。
特に、フェイスラインのたるみやほうれい線が気になる人におすすめです。
また、熱によって収縮した真皮層を修復させるため、コラーゲンの生成が促されます。コラーゲンはハリのある肌へと導く成分です。
コラーゲンが増生することで、小じわやしわが目立ちにくくなり、たるみを改善できます。
なお、目もとのしわにお悩みの方には、目元専用の「イントラジェンアイ」がおすすめです。
2)肌にハリや弾力が出る
イントラジェンの熱によって、線維芽細胞のはたらきが高まり、コラーゲンの産生能力が向上します。
コラーゲンが不足していると、肌のハリや弾力が低下してしまいますが、コラーゲンを増やすことで、自然にリフトアップされ、ハリや弾力のある肌を取り戻すことができます。
3)毛穴を改善できる
照射された熱によって、肌のターンオーバーが促進されます。皮脂の排出がスムーズになるため、詰まり毛穴の改善が期待できます。
また、イントラジェンの引き締め効果により、たるみによって目立っていた毛穴も小さくなります。
4)ダウンタイムがほとんどない
イントラジェンは、ダウンタイムがほとんどありません。
肌に傷をつけたりメスを入れたりするわけではないため、肌表面のダメージを抑えて治療できます。
施術直後は、赤みやつっぱりを感じる場合がありますが、基本的には3日程度で治まる方が多いです。
5)痛みがあまりない
イントラジェンは、格子状の面を皮膚に当てて照射するため、痛みを感じにくくなっています。
全体を均一に照射するのではなく、格子状に照射することで、肌に当たる面積を減らし、痛みを軽減しています。
このようなメリットがあるイントラジェンですが、効果はいつから実感できるのでしょうか。
実は、イントラジェンの効果は二段階あり、一次効果はコラーゲンの引き締めによって得られる即時的なリフトアップ効果です。
さらに、二次効果では、コラーゲンが増えることで真皮のボリュームが増し、しわやたるみの改善が期待できます。
二次効果では、肌でコラーゲンの生成が行われ、引き締め効果やハリ、うるおいを実感できるでしょう。
二次効果の持続期間は3カ月程度で、3カ月を過ぎると次第に薄れていきます。
サーマクールとはどう違う?
イントラジェンはサーマクールの後発器で「次世代の切らない しわ・たるみ治療」と呼ばれています。
イントラジェンもサーマクールも真皮層へアプローチする点は同じです。
また、ともにリフトアップ効果は中くらいで、顔全体の引締め効果が高いことが特徴です。
一方、違いはどちらも同じチップを使いますが、機能が少し異なる点です。
イントラジェンは低コスト化を計るため、冷却機能とバイブレーション機能の2つをカットしています。
サーマクールはこの2つの機能で痛みを軽減させていましたが、イントラジェンにはそれがないため、出力パワーを抑えて照射します。
そのため、サーマクールよりも痛みが小さいことが特徴です。
さらに、イントラジェンのほうが1回の施術費用が安いため、初めてたるみ治療をする方にもおすすめです。
デメリットはないの?
イントラジェンのデメリットは、リフトアップ効果に限界があることや、施術直後は肌が敏感になることが挙げられます。
1)リフトアップに限界がある
イントラジェンは、効果の出方がマイルドなのでリフトアップ効果に限界があります。
重度のたるみがある場合は、サーマクールやウルセラなどのHIFU(ハイフ)を検討しましょう。
また、サーマクールやHIFUに比べると、イントラジェンは効果の持続期間も短くなります。
2)施術直後は赤みがでたり肌が敏感になる
イントラジェンは肌に熱エネルギーを照射するため、施術後は一時的に赤みが出るケースがあります。
ただし、時間が経過すると消えるもので、多くの人は数時間、長くて1日あれば治まります。
もし、数日、赤みがひかない場合は、施術を受けた美容クリニックで医師に相談しましょう。
また、施術後は普段よりも肌が敏感になるので、アフターケアを徹底しましょう。
3)施術ができない場合も
ペースメーカーや埋め込み式徐細動器を体内に入れている方は、イントラジェンで使用するラジオ波(RF)が誤作動を起こしてしまうリスクがあるため、施術を受けることができません。
また、金属プレートを埋め込んでいる人も、骨折部位などに埋め込んである金属にラジオ波(RF)の熱が伝わり、やけどを起こしてしまったり、金属プレートの変形を起こすリスクがあるので施術を受けることができません。
ほかにも、糖尿病、感染症や皮膚疾患がある人、妊娠中・授乳中の方は、施術を受けることができないことがあります。
まとめ
イントラジェンとは何か、GFRとは何か、その効果や持続期間、デメリット、サーマクールとの違いなどをご紹介しました。
イントラジェンは、GFRテクノロジーによって、照射面を格子状にしてエネルギー照射するため、表皮へのダメージを最小限に抑えたRF(ラジオ波)治療です。
痛みを抑えながら、しわやたるみへの効果を発揮します。
施術を受ける場合は、メリットとデメリットを理解して、信頼できる美容クリニックを選びましょう。
この記事が、イントラジェンに興味がある人や施術を検討している人にとって、参考になれば幸いです。