年齢とともに気になり始める、顔のたるみやほうれい線。今すぐ解消したいけれど、大掛かりな手術はしたくないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方におすすめするのが、メスを使わないリフトアップ治療「HIFU(ハイフ)」です。
今回はHIFU(ハイフ)の効果はいつからいつまで?持続期間と施術頻度を解説を参考にハイフについてご紹介します。この記事がハイフを検討されている方の参考になれば、嬉しいです。
■HIFU(ハイフ)とは?
HIFUの効果を紹介する前に、まずはHIFUとは何なのか簡単にご説明いたします。HIFUとは高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)の略で、高密度の超音波エネルギーを使ったリフトアップ施術のひとつです。施術にかかる時間は、照射部位にもよりますが30分程度。ダウンタイムもほとんどないことから、忙しい女性でも気軽に受けられる治療とあって人気を集めています。
■HIFU(ハイフ)の主な効果
美しくありたい女性から絶大な支持を受けているHIFUですが、施術を受けるとどのような効果が得られるのでしょうか?
・リフトアップ効果
HIFUの代表的な効果といえば、リフトアップ効果が挙げられます。HIFUは顔の浅い層だけでなく、皮膚深層にあるSMAS筋膜までアプローチできる施術です。SMAS筋膜はコラーゲンで形成された肌の土台となる筋膜で、この筋膜がゆるむと肌のたるみにつながります。HIFUではこのSMAS筋膜に超音波エネルギーを照射し、熱凝固させて筋膜を引き締めます。皮膚表面だけでなくSMAS筋膜から皮膚や脂肪を持ち上げるので、たるみやシワ、ほうれい線に高い効果が期待できます。
・小顔効果
HIFUは、小顔になりたい女性にも人気の施術です。たるみが引き上げられてフェイスラインが整うと、小顔効果も実感できるようになります。特に脂肪を溶かすリニアモードを搭載したHIFUは皮下脂肪の多い部位に効果があるので、フェイスラインのもたつきや二重顎もスッキリします。
・美肌効果
HIFUを照射すると自己治癒力が促されてコラーゲンやエラスチンといった美容成分が増え、肌の潤いやハリ・ツヤもアップ。肌内部に熱を発生させると血管が広がり、血行も促進されます。新陳代謝も活発になってくすみが改善されるので、透明感のある肌に。HIFUは肌質改善効果、美肌効果も期待できる治療です。
・痩身効果
HIFUは顔だけでなく、体に照射することも可能です。気になる部位を狙って照射できるので、お腹周りや二の腕、太もものサイズダウンなど、部分痩せにも効果的。脂肪細胞を熱で溶かして体外に排出するので、リバウンドもしません。
■HIFU(ハイフ)の効果が出やすい部位・出にくい部位
HIFUは効果がないと感じる方もいるようですが、実は効果を実感しやすい部位と実感しにくい部位があります。
・HIFUの効果が出やすい部位
HIFUの効果が最も感じられる部位は、フェイスラインです。フェイスラインは「施術直後から効果を感じた」という人も多く、効果を実感しやすい部位となっています。フェイスラインがたるんでいたり、もたついていたりすると老けて見えますが、フェイスラインがスッキリ整うと若々しく見えます。
HIFUを照射してフェイスラインがスッキリすると、顎下のたるみや二重顎も改善されます。顎まわりも比較的HIFUの効果を感じやすいパーツなので、施術後から違いが実感できるでしょう。
また、鼻から口の両端にかけて伸びるほうれい線も、HIFUの効果が出やすいパーツです。ほうれい線も顔のたるみが原因ですので、たるみを引き上げることで目立たなくなります。
・HIFUの効果が出にくい部位
HIFUの効果は皮下脂肪の多い部位に出やすく、皮下脂肪の少ない部位では効果を実感しにくいでしょう。特に効果を感じられにくい部位は、首・まぶた・額になります。これらの部位は皮下脂肪が少ないので、別の治療を受けた方がより高い効果を感じられるかもしれません。
■HIFU(ハイフ)の効果が続くのはいつからいつまで?
ハイフには医療ハイフとエステハイフがありますが、エステハイフは高い出力が出せないため、期待していたほどの効果が出ないこともあります。では、高い出力を出せる医療ハイフの場合、いつから効果が出るのでしょうか?効果の持続期間とともに、ご説明いたします。
・HIFUの効果が出る時期
HIFUのリフトアップ効果が実感できるのは施術直後からになりますが、3〜4日経つとより高い効果を感じられるでしょう。施術から1ヶ月程経つと、小顔効果も実感することができるようになります。また、1〜3ヶ月後にかけてコラーゲンが増えるので、施術1ヶ月後からは美肌効果も実感できるように。ただし、HIFUの効果を感じる時期には個人差があり、部位やマシンの種類によっても効果の出方は変わります。
お腹や二の腕などのボディも1ヶ月後から効果が出始めますが、皮下脂肪の厚さは人によって異なるため、2〜3日後や1週間後に効果を感じたという人もいます。
・HIFUの効果が続く期間
HIFUの効果が持続する期間は、6ヶ月程度です。施術から3ヶ月~半年ほどでピークを迎え、その後は徐々に落ち着いていきます。HIFU は1回の施術でも効果が得られますが、1年ほど経てば元の状態に戻ります。効果を持続させたければ、継続して治療を受けることをおすすめします。理想的なペースは、3ヶ月から半年に1度。HIFUの効果がピークを迎える時期、効果が落ち始める時期に合わせて次の施術を受けると良いでしょう。
■HIFU(ハイフ)の痛み
HIFUは皮膚を切開しないので比較的痛みの少ない治療にはなりますが、全く痛みが伴わないわけではありません。痛みの感じ方には個人差があるものの、照射時にチクチクとした痛みや骨に響くような痛みを感じることがあります。特に痛みを感じやすいのは、痩せている人。痛みを感じやすい部分は、皮膚が薄い部位や骨の近くになります。顔の場合ですと、皮膚の薄い眉上に痛みが出やすいでしょう。ただし、周波数や照射角度を調整することで痛みを軽減することもできますし、麻酔を用意しているクリニックも少なくありません。痛みが心配な方は、事前に相談しておくと安心です。
■HIFU(ハイフ)のデメリット、副作用は?
ダウンタイムが短いことで知られるHIFUですが、皮膚や筋膜に熱を与えるため、出力の調整を謝ると副作用の原因になります。主な副作用には、
・赤みやほてり
・腫れや浮腫み
・火傷
・神経損傷
・肌の乾燥
が挙げられます。施術後は肌がほんのり赤くなることもありますが、メイクで隠れる程度です。赤みやほてり、腫れや浮腫みが起きたとしても1週間ほど経てば引いていきますが、症状が長引く場合はクリニックに相談しましょう。
また、一時的に肌が乾燥することもあります。施術後の肌は紫外線のダメージも受けやすくなっているので、十分な保湿とUVケアが不可欠です。
■HIFU(ハイフ)の種類
HIFUといっても様々な機種があり、全てのクリニックで同じ機種を扱っているわけではありません。主に導入されている機種は
・ウルセラ
・ウルトラセルQ+
・ウルトラセルQ+リニア
・ウルトラフォーマー3
・ダブロゴールド
・ソノクイーン
・ユーティムスA3
の7種類ですが、効果や痛み、施術時間に差が見られます。最も有名な機器はアメリカ製の「ウルセラ」で、1回の施術で高い効果が期待できます。最先端の技術を搭載した韓国製の「ウルトラセルQ+」は、目元などの細かいパーツも施術可能です。ハイフリニアとも呼ばれる「ウルトラセルQ+リニア」は脂肪を分解する線状照射ができる機器で、二重顎の改善やボディの部分痩せにも効果的です。カートリッジの種類が豊富な「ウルトラフォーマー3」は、幅広い悩みに対応。その他にも、施術時間が短い「ダブロゴールド」、痛みが少ない「ソノクイーン」、火傷のリスクを大幅に軽減した「ユーティムスA3」といった機器が導入されています。クリニックごとに扱っている機種は異なるので、納得のいく治療を受けるためにも希望の機種を扱っているクリニックを選ぶと良いでしょう。
■HIFU(ハイフ)は信頼できるクリニックで受けましょう
HIFUはメスを使わずリフトアップしたい方におすすめの治療で、所用時間やダウンタイムが短いため、気軽に受けることができます。ただし、HIFUは医療行為です。トラブルを避けるためにも、信頼できるクリニックで治療を受けることをおすすめします。