様々なSNSや美容の書籍でも取り上げられることが多い美容成分「ナイアシンアミド」。皆さんも一度は聞いたことがある名前じゃないでしょうか?恥ずかしながら、私はあまり美容に詳しくなかったので、名前を知ったのは2年前くらいでした。その時は、こんなにスゴイ成分があるんだ!と衝撃を受けたことを覚えています。
今回は、「ナイアシンアミドのメリットは?」ナイアシンアミドはどんな化粧品に入ってる?など、紹介していきたいと思います。
ナイアシンアミドとは
そもそもナイアシンアミドとはどんな成分なのか、簡単に纏めてみます。
ナイアシンアミドは、ビタミンB群の一種で、ニコチン酸アミドとも言います。
古くから親しみのある美容成分だったそうなのですが、有名になったのは2017年にコーセーがシワ改善として「リンクルナイアシン」の医薬部外品の承認を得た時からでした。
ナイアシンアミドはシワ改善以外にも、美白効果、肌荒れ対策としても効能を認められていました。
1つの成分でシワ改善、美白、肌荒れ対策を備えているというエイジングケア世代にとって嬉しい成分だということがわかりますね。
ナイアシンアミドのメリットは?
化粧品に配合されるナイアシンアミドのメリットを詳しく紹介します。
1)肌荒れ対策
ナイアシナミドは、表皮の角質層でうるおいやバリア機能を担っているセラミドやグルコシルセラミドを増やすはたらきがあります。
バリア機能が正常に働いていると、乾燥を予防できたり、肌への刺激から守ってくれます。そのため、バリア機能が正常であることは非常に大切なのです。
だから、ナイアシンアミドは肌荒れ対策ができる成分とされています。
2)美白効果
ナイアシンアミドはメラニンの生成を抑制する効果があります。
メラニンはメラノソームという細胞小器官に運ばれて、それが肌表面に出てくることでシミになります。
ナイアシンアミドはメラニンがメラノソームに運ばれることを25%~40%程度抑えることで、シミ予防になるのです。
3)シワ改善
ナイアシンアミドは先に説明した通り、バリア機能を改善する働きがあるので、乾燥による小ジワ予防、そして、ナイアシンアミドは真皮のコラーゲン量も増やすので、浅いシワは改善することができます。
しかし、たるみが原因による深いシワは化粧品での改善が難しいため、深いシワを改善したい場合は、美容医療を受けるようにしましょう。
4)その他のメリット
その他にも、皮脂抑制効果、吸収力アップ効果、抗炎症効果などもあります。
ナイアシンアミド配合の化粧品
ナイアシンアミドに様々な効果があるのは紹介した通りですが、安全性も高く、安定性もあるので様々な化粧品に配合されます。化粧水、美容液、クリーム、ハンドクリーム、フェイスマスク、日焼け止め、頭皮ケアや爪用ケアアイテムなどです。エイジングケア化粧品に配合されることが多いです。
ちなみに、先日ナイアシンアミドの配合量だけが違う化粧品2つを試す機会があったのですが、ナイアシンアミドの配合量が多い化粧品の方が、テクスチャーにとろみを感じました。ナイアシナミド自体は、量が多ければ多いほどとろみが感じられるのだと思います。
まとめ
このように、ナイアシンアミドは多くのメリットがある化粧品です。安定性・安全性も高いため幅広く使われており、様々なエビデンスもあります。
エイジングサインが気になる方、エイジングケアを頑張っている方には非常にお勧めの成分です。