ドライアイは日本に2,000万人、世界に10億人以上いると推測される最も多い眼疾患です。
ドライアイは、高齢化やデジタル機器の使用時間の増加、ストレスなどでその患者数が増えていると考えられます。
つまり、ドライアイは現代病と して今後も増加すると考えられています。2018/04/06
今回はナールスエイジングケアアカデミーの「ドライアイってエイジングが原因?症状と予防の対策や治療法」を参考にして、ドライアイについて紹介します。
ドライアイとは?症状は
ドライアイとは、目の表面が適切に涙で保湿されない状態を指します。この状態では、涙液の量が不足していたり、涙が正しい質を持っていないため、目の表面が乾燥しやすくなります。主な症状には目のかゆみ、赤み、異物感、光に対する過敏さなどがあります。
ドライアイの原因
ドライアイの主な原因は、涙腺の機能低下や涙の蒸発増加などが考えられます。長時間のスマートフォンやパソコンの使用、乾燥した環境、加齢なども影響を与える要因です。また、一部の薬物や健康問題もドライアイを引き起こすことがあります。
ドライアイの診断は、目の症状や涙液の量・質の評価を通じて行われます。眼科医は患者の症状を聞き、目の表面を詳しく検査します。また、特殊な染料を用いて涙の分布や涙膜の状態を確認するテストも行われることがあります。
ドライアイの予防法
ドライアイを予防するためには、適切な涙の保湿を心がけることが重要です。こまめなまばたきや、定期的な休憩を取ることで目の疲れを軽減できます。また、加湿器を使用したり、目を保護するためのメガネを着用したりすることも効果的です。
ドライアイの治療法
ドライアイの治療法には、人工涙液の使用や、涙を生産するための刺激を与える点眼薬の使用が含まれます。重度の場合には、医師の指導の下で抗炎症薬や免疫抑制薬の処方が行われることもあります。生活習慣の見直しや栄養の改善もドライアイの緩和に寄与します。
ドライアイの症状を緩和するために使用される点眼液には、いくつかの種類があります。以下に一般的な点眼液の種類をご紹介します。
人工涙液
最も一般的な点眼液で、目の表面を保湿し、乾燥を緩和します。涙液に近い成分を含んでおり、症状の軽減に役立ちます。
保存液
コンタクトレンズを使用している人に適した点眼液です。レンズを保管するための液体として使用され、レンズの乾燥を防ぎます。
点眼薬(刺激性)
涙腺を刺激して涙の分泌を促す成分を含む点眼液です。ドライアイの原因が涙の不足である場合に効果的です。
点眼薬(油性)
涙の蒸発を防ぐために、涙液の表面に膜を形成する油分を含む点眼液です。重度のドライアイに対して使用されることがあります。
抗アレルギー点眼液
アレルギー反応による目のかゆみや充血を緩和するための点眼液です。アレルギー性ドライアイの場合に使用されます。
炎症抑制点眼液
炎症を抑える成分を含む点眼液で、目の赤みや腫れを軽減します。医師の処方が必要な場合もあります。
まとめ
ドライアイの症状・原因と対策を解説しました。ドライアイについての理解を深め、適切なケアを行うことが大切です。症状が続く場合は、専門の医師に相談することをおすすめします。