私はもうすぐ47歳なので、いわゆるアラフィフです。
40代に入ってから、急に老いが加速したように感じていましたが、50代の方にお聞きすると、さらに次元の異なる老いを感じるという話も。
そう感じる原因の一つに更年期があると思われます。
そのため、50代からのエイジングケアは、更年期を意識して、体全体からのケアが必要になります。
今日は、そんな50代のエイジングケアのコツについてお伝えしようと思います。
更年期のからだとお肌の変化は?
更年期になると、卵巣機能の衰えが増し、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少して、からだや心理面でさまざまな変化が起こります。
個人差が大きいですが、からだには次のような影響がおこることがあります。
・ホットフラッシュ:突然の体温の上昇や発汗が起こる
・不規則な月経:月経周期が乱れたり、最終的には停止したりする
・精神的な影響:情緒的な変化やイライラ、不安、抑うつなどが現れることがある
・疲労感:体力の低下や疲れやすく感じる
・睡眠障害:睡眠の質が低下したり、不眠症に悩まされることがある
・骨密度の低下:更年期以降は、骨密度が急激に減少するため、骨粗鬆症のリスクが高まります
また、お肌には次のような影響がおこることがあります。
・お肌の乾燥:ホルモンの変化によりお肌の保湿機能が低下するため、乾燥しやすく。
・くすみ:肌のターンオーバーが遅れることで、肌がくすんで見えることがあります。
・シワやたるみ:コラーゲンやエラスチンの産生が減少するため、シワやたるみが現れやすくなります。
・肌荒れや吹き出物:ホルモンバランスの乱れにより、肌荒れしたり、吹き出物ができることがあります。
50代は更年期を意識した生活習慣を
女性ホルモンのバランスを整えるには、まずは、正しい生活習慣を続けることが大切です。
これは、アンチエイジングや更年期障害の予防だけでなく、美肌のためにも大切です。
具体的には次のようなことを意識しましょう。
・バランスの良い食生活
・質の良い睡眠
・ウォーキング、ストレッチ、ヨガなどで適度な運動
・禁煙に加え、受動喫煙も避ける
・飲酒する場合は適量を守る
当たり前のこのように見えますが、実践するとなると、なかなか難しいもの。
でも、続けることで、からだも心も整いやすくなり、結果、エイジングケア効果が得られる可能性が高くなります。
これらの基本的なことに加え、女性ホルモンに似たはたらきをするエクオールの摂取や、アロマセラピーなどによる心身のリラックスの時間をもつなどもおすすめです。
50代のお肌のエイジングケア
50代のお肌のエイジングケアのポイントは次の5つです。
・落としすぎない洗顔やクレンジング
・保湿重視のケア
・肌の刺激になる成分を極力避ける
・低刺激でエイジングケア効果の高い成分が入ったものを使う
・紫外線対策を万全に
更年期の影響や、年齢を重ねることによるお肌の変化によって、50代のお肌はこれまで以上に乾燥しやすくゆらぎやすくなります。
そのため、できる限りお肌への刺激を減らしつつ、しっかりと保湿を行うようにしましょう。
さらに、年齢に負けない若々しい素肌を目指すためには、コラーゲンやエラスチンをサポートするようなエイジングケア成分が配合されている化粧品でケアすることがおすすめ。
ただし、効果だけを重視するのではなく、低刺激かつ効果が高い成分を選ぶようにしましょう。
また、紫外線はお肌の乾燥や肌老化の大きな原因になりますので、毎日、一年中、紫外線対策を徹底しましょう。
まとめ
更年期の変化は個人差があり、全ての女性が同じように経験するわけではありませんが、何らかの変化を感じることはあるはずです。
そんなときは、健康的なライフスタイルを維持したうえで、適切なスキンケアやエイジングケアをすることで、これらの影響を軽減することができる場合もあります。
もし、心の変化や体の変化がツライときには、早めに医師に相談しましょう。
この記事が、50代からのエイジングケアに悩む方のお役に立てば幸いです。